小学校の連絡帳、書き方はどうしてる?欠席や相談事などの書き方とマナーまとめ

小学校の連絡帳、書き方はどうしてる?欠席や相談事などの書き方とマナーまとめ

小学校との連絡に使う連絡帳。保育園や幼稚園で使用されていた方もいらっしゃるかもしれません。園では親と先生との連絡に使われる連絡帳ですが、小学校ではその性質が少し変わってきます。初めての学校生活を迎え、連絡帳の使い方に迷うパパ・ママのために、小学校での連絡帳の書き方やマナーについてご紹介します。

小学校の連絡帳ってどういうもの?幼稚園や保育園の連絡帳と違うの?

幼稚園や保育園で使われている連絡帳は基本的に親から園への連絡手段です。自分の子供の気になることを書いて伝えたり、園での子供の様子を先生から親に伝えたりと、比較的丁寧に書かれていることが多いようです。

しかし、小学校の連絡帳は用途が異なります。次の日に学校で必要な持ち物や連絡事項を子供が自分で書き写して親に伝えるためのものです。

家庭ではその内容を確認する程度なので、幼稚園や保育園の連絡帳とは違い、先生からの返事も簡潔なものがほとんどです。

小学校で子供が連絡帳に書いてくることは?

小学校の連絡帳は、先生が黒板に板書した内容を子供が書き写すという場合が多いです。

1年生の最初の頃はプリント等での連絡もあるようですが、子供がひらがなを習うと、その練習も兼ねて自分で書いてくるようになります。

子供が書きやすいように内容は簡潔なものが多くなります。持ち帰った連絡帳は親がチェックしてあげることが必要です。

小学生が連絡帳で書いてくる内容は、主に下記のようなものです。

・翌日の時間割

・宿題

・持ち物

・行事などの連絡

小学校の連絡帳、先生からの返事は?

園時代の連絡帳は、子供が小さいこともあり、親からも成長や普段の心配事などを相談してみたり、先生の側からも園での様子が書かれていたりと丁寧なやりとりがあったかと思います。交換日記のように、毎日やりとりするような保育園・幼稚園もあるようですね。

こういった対応に慣れていると、小学校の先生の対応に少なからずショックを受けるお母さんもいるようです。家庭からの連絡などで連絡帳を書いたときも、返事が簡潔だという声も多いですね。

小学校の先生というのは、朝から子供の授業や宿題のチェック、子供を帰してからも残務や次の日の授業の準備など、仕事がとても多いもの。テレビなどで取り上げられる様子を見ても、毎日忙殺されているようです。

そんな中、個別に丁寧な返事を書くのはやはり難しいと想像できますよね。

実際に元教師という方のこんな声もあります。

連絡帳を 育児日記に使われる方も 中には いらっしゃいます。

「おうちでのわが子」を 毎日 連絡帳に綴ってこられ、私がそれに対して 返事を書くというものです。

教師によっては 負担を感じない方もいるようですが、私は とても 大変でした。

学校での様子を知りたい、という目的のようでしたが、教師は 子どもが帰るまで 休み時間はありません。

(中略)

連絡帳を利用する方が多いクラスだったときは、5分間で給食を食べ、お返事を書く日々でした。

出典:
qa.mamari.jp

子供が帰ってからも、遅くまで学校に残って残業している先生も少なくありません。

親の側から見ると物足りなく感じても、先生からの返事が用件だけの簡潔なものになるのは、仕方がないことなのかもしれませんね。

小学校の連絡帳、家庭からの連絡に使いたい時の書き方は?

家庭から学校への連絡が必要な場合もありますよね。

一般的な用件の場合には、やはり連絡帳を使います。今度は、家庭からの連絡帳の書き方についてご紹介します。

小学校の連絡帳、家族から連絡するときの使い方は?

学校を欠席するときなどでも、緊急の場合を除いて電話で連絡するのはNGとする学校は少なくありません。

家庭からの連絡の際にも連絡帳を使用します。一般的には次のような用件を届けるときに使います。

・欠席や遅刻、早退の連絡

・体調面の連絡(病気による体育の見学、給食への配慮など)

・要望や相談事など

欠席の時はどうやって連絡帳を小学校に届ける?

体調不良などの理由で小学校を欠席する場合、同じ小学校の他の生徒に連絡帳を届けてもらうようにしなければならない学校もあります。

その場合、あらかじめ誰に持って行ってもらうかを決めて、確認、お願いをしておくことが必要です。兄弟や近所のお友達、登校班の班長に依頼する場合が多いようです。

小学校の連絡帳の書き方は?挨拶は必要?

上の項でも述べましたが、先生は毎日忙しくされていて、一つ一つの連絡帳をじっくり読んでいる時間はないと思われます。連絡帳には用件を簡潔に書くようにしましょう。

ただし、簡潔に書くとはいってもやはりマナーは必要です。一般的な書き方をご紹介します。

1.書き出しは挨拶で

まず、「いつもお世話になっております」などの挨拶を入れましょう。挨拶があると礼儀正しい印象になります。

連絡帳だけでなく、他の手紙や電話などの場合でも心がけたいですね。

2.要件は簡潔に

「どういう理由で」「どうしたい」ということを簡潔に伝えます。

「熱があるので欠席させていただきます」

「昨日から咳が続いているので様子を見てください」など。

特に、どうしてもらいたいかをしっかりと書かないと先生も対応に困るようです。要望はきちんと伝えましょう。

3.終わりも挨拶で

文末は「よろしくお願いします」などの挨拶を添えて締めくくります。最初の挨拶とセットで入れるものと考えておくといいですね。

連絡帳の文章を友だちに出すような砕けた文で書くことはないと思いますが、丁寧に書きすぎるのも、かえってまわりくどくなりがちです。文体は普通の丁寧語、「です」「ます」で十分だと思います。

インフルエンザなど連続で休むときは?

インフルエンザなどの学校感染症の場合には、出席停止期間が定められています。

受診して感染症と診断された場合は、翌日の連絡帳でその旨を連絡します。順調に熱が下がった場合は、いつから登校出来るかなどの予定も知らせておくようにしましょう。

受診前でも熱があり、感染症の心配がある場合は、欠席の連絡にその旨を書き添えるのがいいかと思います。(学級閉鎖などの判断材料となるため)

続けて欠席する際に毎日連絡帳の提出が必要なのか、最初だけでいいのかは学校にもよるので、最初の連絡の時に併せて確認しておく方がいいですね。

旅行や私用で学校を休んでもいいの?

旅行などの私用で、園や学校を休ませることについては賛否両論ありますが、最近はそれに抵抗がないという人も増えているといいます。

昨今は職の多様化に伴って休みの都合が合いにくいなど、様々な家庭事情が背景にあるようです。学校側も「ぜひどうぞ」とは言わないまでも、黙認されるケースが多いようですね。

私用の際の連絡帳の書き方

旅行など計画が決まっている予定があるならば、1週間~数日前には連絡帳で連絡しておくのがいいでしょう。

何日か休む場合には、その間の連絡についても書き添えたほうがいいですね。(プリント類を誰が預かってくれるかなど)

また、園時代とは違って、小学校の場合、休むと勉強の遅れが生じてしまいます。

遅れを取り戻すには、やはり先生に手間を取らせてしまうことになります。その間の学習は家庭でも取り組むなど、できるだけフォローするような配慮も必要です。

帰ってきて最初の登校の際にも、連絡帳にその旨を一言添えておくと先生も対応しやすいのではないでしょうか。

込み入った要望や相談事などは連絡帳に書いていい?

ニュースなどでいじめや自殺などの問題が取り上げられるとき、学校の対応に焦点が当てられることがあります。そういった観点から、証拠を残しておくためにも連絡帳で相談をした方がいいという考え方もあるようです。

どういった対応がいいのかは場合によって異なると思いますが、この記事でも再三述べているように先生の業務は忙しいものです。

あまり長々と連絡帳に書き連ね、さらには返事をもらうというのでは、やはり先生の業務に影響が出ると思われます。下校までに返事を書いてもらうのも難しいですよね。

また、連絡帳では子供の目にも触れる恐れがあるので、相談事は別に手紙などに書き、連絡帳には手紙がある旨を書いておく方がいいかもしれません。

直接話す方がスムーズに済む場合もあります。電話などで話したい場合も、まずは連絡帳で都合を相談するのがいいですね。

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