ストレスは問題行動や病気の原因に
なお、犬は強いストレスを感じたり、繰り返しストレスにさらされ続けたりすると、犬の精神の安定を保つ働きをもつセロトニンの分泌が抑制され、問題行動を起こすようになることがあります。
また、ストレスで自律神経が乱れると、下痢やおう吐などの症状があらわれる「胃腸炎」になるほか、気持ちを落ち着かせるために体をなめ続けることで「皮膚病」になったり、ストレスが原因で免疫力が低下することで「膀胱炎」や「感染症」などの病気を引き起こしたりすることも。
犬がどのようなことにストレスを感じやすいかを知っておけば、飼い主さんも正しく対応できるはず。愛犬の健康のためにも、犬のストレスについて正しく理解することが大切です。
お話を伺った先生/藤本聖香先生(英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師)
参考/「いぬのきもち」2024年10月号『対策急務! 人に置き換えてそのヤバさがわかった! じつはしんどい 犬のストレス』
文/長谷部サチ
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