アイリスオーヤマ岡山瀬戸内工場、地元自治体と包括連携協定締結、需要増受け生産品目を家電からパックご飯に変更

アイリスオーヤマ岡山瀬戸内工場、地元自治体と包括連携協定締結、需要増受け生産品目を家電からパックご飯に変更

アイリスオーヤマ(株)(大山晃弘社長)は11月14日、岡山県瀬戸内市(武久顕也市長)と立地協定/包括連携協定を締結した。同社は2021年5月に瀬戸内市内に家電製品の製造/物流拠点「岡山瀬戸内工場」の建設を発表していた。しかし、国内外でパックご飯需要が高まるため、同工場の生産品目を家電からパックご飯に変更し、中国・四国の生産・物流拠点として稼働する。

「岡山瀬戸内工場」は第2宮下産業団地内にの約6万平方メートルの敷地に約200億円を投じて新設する。約3.8万パレットの自動倉庫を備える予定だ。工場建設に伴う新規雇用人数は160人を予定している。竣工スケジュールは26年中に物流棟、28年中にパックごはん製造棟、29年中に自動倉庫の予定。

大山社長は「弊社は全国に工場があるが、関西圏・西日本の生産・物流の中核を担う工場として新設する。美味しいパックご飯を西日本の皆様にお届けしたい」と述べた。そのほか、岡山県の伊原木隆太知事、武久市長も挨拶に立ち、同工場への期待を寄せた。

包括連携協定の目的は「相互の資源を活用した連携を図り、防災・減災、地域の振興、持続可能なまちづくりに関することなど、地域社会の発展や課題解決、人材の育成に寄与し、市民サービスの向上や地域の活性化」で、今後は定期的に協議を重ねた分野で連携していくという。

〈米麦日報2024年11月18日付〉

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