1985年に“命名”された現象
「青木まりこ現象」という名称の“症状”をご存じですか。認知度はそれほど高くないものの、実際にこの現象を感じている当事者たちは「恥ずかしいけど自分は当てはまる」「地味につらい」などの声を上げています。果たしてどのようなものなのでしょうか。
SNSで「青木まりこ現象」と検索すると、「青木まりこ現象なう」「毎回なるから地味につらい」「恥ずかしいけど自分も」「私だけじゃなかったんだ」など、多数の当事者の声を見ることができます。
森永乳業が2024年11月18日(月)に公表したアンケート調査の結果によると、「青木まりこ現象」という名称を知っている人の割合は8.9%、現象は知っているが名前は知らない人は31.0%で、計39.9%。また、実際に現象を経験した人は29.8%でした。これは、書店へ行くとなぜか急にトイレに行きたくなる(便意を催す)現象のこと。1985(昭和60)年、自身の体験談を雑誌に投稿した人の名前に由来する通称で呼ばれています。
現象経験者は、普段からお通じの悩みがある人の方が、ない人に比べて26.8ポイントも割合が高く、特に慢性的に悩んでいる人は、書店でお通じの悩みを解消したことがある割合が45.7%に上りました。特に現象が起きやすいのは大型の書店との回答が最も多く、書店以外ではドラッグストア、家電量販店、スーパーマーケットの順になっています。
同社によると、なぜ書店でトイレに行きたくなるのかという理由は明らかになっていないと言います。今回の調査は2024年10月、全国の20~60代の男女1000人を対象にウェブ上で実施されました。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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