優しそうに見えて、実は“ハラスメント芸人”? お笑いコンビ・博多華丸大吉が語った「飲み会で出世しないと確信する若手の行動」に拒否反応が集まっている。
華丸と大吉といえば、NHKで放送されている朝の情報番組「あさイチ」の“顔”を長く任されている好感度芸人として知られており、柔和な人柄が幅広い年齢層から支持され続けている。
そんな2人が珍しくキバを剥き出しにしたとして物議を醸しているのが、11月14日放送の「家呑み華大」(BS朝日)での“宴席でのマナー”をめぐるやり取りだった。
酒好きの華丸は、瓶の底に残り、常温になってしまった“最後の2~3センチ”のビールが「気持ち悪い」と述べ、その残りわずかなビールを自分のグラスに注ごうとする後輩へのグチを展開。
方言を交えつつ、「お前、どこにつぎようと?お前が処分せぇ、それは。新しいやつ持ってこい!オレは先輩ばい!金払っとるばい! 何でお前、ここをオレに渡そうとするんや!」と怒りを示した。これには大吉も苦笑いの反応だったが、その大吉も「生ビールが来て、最初に先輩の前に置くヤツね」「悪いけど、この子は出世しないなって、私は心の中で点数を入れております」などと持論を展開。華丸もこれに激しく同調し、その理由は、時間の経過と共にビールの泡が沈んでしまうとのことで、ジョッキで生ビールが提供される際には、最後に出てきた最も冷えているビールを先輩に渡すべきだと力説している。
「“自分が先輩で、しかも金を払っているから…”という理由で細かいビールのこだわりやサーブの順番を熱弁した2人には、『完全な時代錯誤感』『飲みに行くとめんどくさい典型的な老害』などとドン引きの声が殺到しました。特に、いつも笑顔で優しいイメージを持たれている華丸の意外な一面に驚く人が多いようですが、過去には宴席でハラスメント発言を連発し、13年も後輩のハリセンボン・箕輪はるかを泣かせたこともあります」(テレビ誌ライター)
19年12月放送の「博多華丸のもらい酒みなと旅2」(テレビ東京系)では、華丸とゲストのハリセンボンがほろ酔いトークを披露する中、次第に華丸の絡み酒がエスカレートし、はるかの芸風にケチをつける流れとなった。華丸には、はるかのあまり前に出ない消極的なスタイルが気に食わないようで、「(芸人として)何かしないと。しなさ過ぎ」「生きてるくせに」「薄みしかない。その(はるかの)カーディガンもそうだし、全部が薄い」「キラキラした目しやがって、一丁前に。目は生きてる。コメントは死んでるのに」などと暴言を連発。
また、はるかが現在の相方・近藤春菜と組む前に、別の相方とコンビを結成していた時期があったことを知ると、華丸は「はるかから声をかけることがあるわけ?生涯受け身だと思ってたよ」などとイジり、ついにはるかは目を潤ませて泣き出してしまう。
それでも華丸は、“え、オレが悪いの?”といった仕草で気遣う様子もなく、視聴者から「華丸嫌いになった。ただただウザい先輩って感じ」との批判が殺到していた。
どうやら、華丸とお酒を飲みに行くと、ビールの泡のこだわりから、仕事のダメ出しに至るまで、相当に“めんどくさい”展開を覚悟しなければならないようだ。
(木村慎吾)
配信: アサジョ
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