女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「結婚」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年11月7日 記事は取材時の状況)
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20代の頃、お盆や年末年始に帰省して同級生に久しぶりに会ってみると「あの子も結婚したの?!」「え、あの子は2人目が生まれた?!」なんて、自分とのライフステージの差に驚いたことはありませんか?
「田舎は確かに結婚も早いんですけど、その反面“早離婚”する人が多いんです」と話すのは、地元・茨城で20歳の時に結婚し、23歳の時に離婚したという三上マナさん(仮名・32歳)。
実家から出たい一心で、早々に結婚したけど……
「デキ婚だったこともあり、結婚を急ぎ過ぎてしまったと思っています。田舎暮らしで常に暇を持て余していて、ひとり暮らしできるような働き方もしていなかったので、実家を離れるには結婚するしかないと思っていました。なので、当時は喜んで妊娠を受け入れましたし、実家から出れるなら正直相手にそこまでこだわりはない、とすら思っていました。
しかし、すぐに性格や価値観の違いからくる小競り合いが、絶え間なく起こるようになって。私は結婚する前から妊婦なわけで、その後すぐ子育てに時間を取られるようになって……自分の時間なんてほとんど持てないのに、長距離トラックに乗る夫は、仕事の前後でパチンコに行ったり飲みに行ったりと、自由にしているのが許せなかった。
結局子どもが大きくなってきてもその不満感は埋まらなくて、子どもが3歳の時に離婚し、私が親権を持つことになりました」
国の統計によると、初婚・出産の時期も、地方は東京や神奈川と比べると1~2歳早い傾向にあります(※1)。三上さんの場合、離婚当時はまだ23歳。最も第一子出産の平均年齢の若い宮崎県でさえ、29.4歳と考えるとかなり若く感じられます。
シングルペアレント同士で再婚するパターンも
しかし、そんな三上さんも1年前に再婚したのだそう。
「一度は失敗して離婚しているので、再婚には少し悩みや不安もありましたが、その人とは同じ悩みを共有できたこともあり、再婚を決意しました。
その人は、自分の息子と同級生の息子さんを持つシングルファザーでした。息子が入っている少年野球で、子どもが同い年だったことで仲良くなり、私が野球に顔を出せない時も、うちの息子のことも可愛がってよく面倒を見てくれていて……。そんな彼となら。私の息子ともうまくやっていけるのではないかと思ったんです。
こういった再婚も、そう珍しいことではないですし。一人で子どもを育てていこうとしているという、同じ境遇にいる相手にだからこそ、甘えられたり悩みを打ち明けられるし、助け合っていけると感じたんです」
配信: 女子SPA!