3.感染症の危険性
飼っている猫の中に感染症を患っている子がいる場合、その子のご飯を横取りされてしまうと、病気が移ってしまう危険性があります。
私たち人間も、風邪を引いている人と同じお皿のご飯を食べると移ってしまいますよね。
また、持病などで「療法食」を食べている子がいる場合、健康な他の猫が食べてしまわないようにしなければなりません。
療法食は健康な猫が食べると逆に体調を崩してしまう可能性があるので、誤って食べてしまわないように注意しましょう。
逆に、療法食を食べなければいけない持病のある猫が他のご飯を食べてしまうと、持病の悪化や再発など療法食での治療効果の妨げになってしまいます。
食事内容が猫によって違う場合は、特に食事管理に気を配る必要があります。
「食事トラブル」を避けるためには
多頭飼いによる「食事トラブル」を避けるためには、なるべく飼い主が見ているときに食事を与えることが大切です。
食べ残したものを置いておく「置き餌」をしてしまうと、横取りされて食べる量が変わってしまうこともあります。
また、横取りされたことで取られた猫が機嫌を損ね、ご飯を食べてくれなくなることもあるので注意が必要です。
食いしん坊な子は別の部屋でご飯を与えたり、ドライフードとウェットフードを混ぜて「かさ増し」してみたりと、食べさせ方を工夫しましょう。
我が家の猫たちは対策として、食事を与える部屋を分けたり、ケージを使ったりしています。
「ちょこちょこ食べ」をする子には、欲しいとねだられた時に残りをあげるようにしたりと、横取りされないように徹底しています。
猫も人間と同じように、好きな食べ物も満腹になる量も違います。食事量や栄養素に偏りが出ないよう、きちんと食事管理をするようにしましょう。
配信: ねこちゃんホンポ