海外映画、字幕で観る?吹き替えで観る?
オンライン語学学習プラットフォーム「Preply(プレプリー)」が、現在の日本人の映画鑑賞に関する実態を知るために、20~69歳の男女600人に調査を実施。海外映画を楽しむ時、字幕派と吹き替え派はどちらが多いのか、またそれを選ぶ理由などを発表しました。
海外作品を視聴する際、「字幕と吹き替えどちらで観ることが多いか」という質問をしたところ、「字幕派」が多いことが分かりました。また、「海外の映画やドラマは観ない」と回答した人も約2割を占める結果となりました。
世代別では、「観ない」と回答した人がどの世代も20%代である中、60代では7.5%と少なく、60代は海外映画やドラマを視聴する人が多い傾向にあることが分かりました。
字幕派の意見で最も多かったのは、「元々の言語のニュアンスを楽しみたい(67.4%)」でした。映画のセリフや表現には、その言語特有の文化や感情が込められている場合が多いため、字幕で観ることでそのニュアンスをより深く理解し、作品の本質を感じることができるのかもしれません。また、第2位は「俳優の声を聞きたい(57.0%)」でした。原語での演技をそのまま観ることで、俳優の声や発音、抑揚が直接伝わり、よりオリジナルの演技に没頭できるのかもしれません。
字幕派の意見としては、オリジナル版そのままを楽しみたいという気持ちが強いようです。一方で、吹き替え派の意見はどうでしょうか。
吹き替え派の意見で最も多かったのは「文字を追うのは疲れる(50.9%)」でした。原語のニュアンスを楽しめる字幕は、一方で疲れるという意見もあるようです。続いて「映像に集中したい(45.5%)」が第2位の理由となり、字幕の文字を追う必要がない分、より映像に集中できるから吹き替えを好むという意見も多いようです。
僅差で第3位となったのが「音声が日本語の方が内容を理解しやすい(43.2%)」という意見で、テキストよりも音声で理解するのが得意な人は、日本語で聴いた方がストーリーが頭に入りやすいのかもしれません。
(LASISA編集部)
配信: LASISA
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