祖母の影響で日本茶、日本食に興味を抱く
――日本茶アドバイザー・食生活アドバイザー2級を取得されているとのことですが、なぜこの資格を取得しようと思ったのでしょうか?
春香 幼いころ、おいしいお茶をいれてくれる祖⺟の影響で⽇本茶が⼤好きになりました。祖母がいれてくれるお茶から幼いながらも⽢み・うまみを感じて不思議に思ったことが忘れられず、⼤⼈になってからあのときに感じた味わいを追求したい、もっとお茶について知りたい!と思い、⽇本茶の資格を取得しました。
⾷⽣活アドバイザーは、20代前半に肌荒れや突然の体重減少による体⼒の低下などの体の不調に悩まされたことがきっかけで、⾃⾝の体を作る“⾷”についてもっと広い知識を⾝に付けて健康な体作りをめざしたいと思い取得しました。
――食生活アドアイザーはこれから息子さんを育てていくうえでも役立ちそうです。
春香 ⾷⽂化や⾷習慣、衛⽣管理や⾷を取りまく社会⽣活なども学べてとても興味深かったので、取得してよかったなと思っています。息子の離乳食スタートはまだ少し先ですが、家族の健康を守るためにも役立ちそうです。
――おうちごはんやお弁当作り、手作りのスイーツの投稿(Instagram)を見ました。食生活で意識していることはありますか?
春香 食事も祖母の影響を受けています。旬の食材を使った料理を手作りで作ってくれていました。祖母と台所に立つ事が好きで、よくお手伝いをしていました。
大人になった今も料理をしているときは無⼼になれるので好きです。彩りを意識すると⾃然と⾒た⽬がよく、バランスのいい⾷事にもなるので意識するようにしています。
また、私に⼩⻨の遅延型フードアレルギーがあることがわかったことがきっかけで、家での⾷事はできるだけ⼩⻨は使わずグルテンフリーの⾷材を使うように⼼がけています。
結婚から1年で不妊治療をスタート
――2021年4月に結婚されました。夫さんとの出会いを聞かせてください。
春香 夫は中学時代の同級⽣です。⼀度お別れしてしまった期間もありましたが復縁し、8年交際して結婚しました。コロナ禍だったので想定していたよりも人数は少し抑えての結婚式となりましたが、家族や友人に祝福してもらえてうれしかったです。
――妊娠がわかったときのことを教えてください。夫さんにはどのように伝えましたか。
春香 妊娠がわかったのは2023年の11月です。体外受精で授かることができたのですが、凍結卵を移植した⽇からクリニックでの判定⽇までドキドキソワソワしながら過ごしていました。陽性判定が出たときはとてもうれしく、まっ先に夫に連絡をしました。
でも過去に稽留流産(けいりゅうりゅうざん)を経験していたのでおたがい喜びつつも、これから出産までいくつもある壁を無事に乗り越えていけるのか、不安な気持ちも⼤きかったです。
――不妊治療にはいつごろから取り組んでいたのでしょう?
春香 結婚後、まわりで不妊治療をしている方が多くいたので『私もひとごとではないな』と感じ、意識するようになりました。なかなか子どもを授からなかったので、原因を調べるために不妊治療専門のクリニックで検査をしたところ、卵子の数がそんなに多くはないということと片側卵管閉塞ということがわかりました。医師から「もし将来子どもをもちたいと思っているならば、早めに取り組んだほうがいいかもしれません」とアドバイスをもらい、不妊治療専門のクリニックに通院することにしました。
――婦人科で自分の体のことを知ることは大事ですね。
春香 姉の3人の子どもたちが、よくわが家に泊まりにきてくれていたんです。いつもかわいいな、私たちも子どもが欲しいな、と思っていました。そのタイミングで「不妊治療」や「妊活」という言葉をよく目にするようになったので、考えているよりも早めに医師に相談したほうがいいと思い、行動にうつすことができました。
――稽留流産も経験されたのですね。出産までいろいろと大変だったと思います。
春香 稽留流産を経験したのは、体外受精2回目のときでした。着床後、胎嚢の確認まではできましたが、中に赤ちゃんがいないという状態でショックでした。3回目の体外受精では妊娠が確認できましたが、そこから出産まではドキドキでした。
配信: たまひよONLINE