「簡単レシピ」のその先?2025年以降のトレンド予想
——最後に今後の動向についてお伺いします。来年以降、流行りそうだなと感じている食や料理のトピックスはありますか?
まるみキッチンさん:Mizukiさんのお話にもあったんですが、簡単レシピとあわせて手間ひまかけた料理も増えてきていると感じます。
「ここでこのひと手間を加えるともっとおいしくなる」みたいな、簡単レシピ+αが流行りだすのかなと思いますね。時代はまわるのでそろそろ移り変わる時期なのかなと。
Mizukiさん:プラントベースフード(動物性原材料ではなく、植物由来の原材料を使用した食品のこと)が当たり前の世の中になりそうです。わたし自身も興味があって、スーパーでも売り場が増えているのでより身近になってくるんじゃないかなって。
あとは、おいしいだけじゃなくて「楽しい」「美しい」っていう、気持ちや感情をより大切にする風潮が生まれそうですよね。先ほどまるみキッチンさんが話していた“どういうロケーションで”という話じゃないですけど、食だけじゃなく場所や空間を含めた総合的な提案が流行ってくる気がします。
——五感で楽しむ“食”というのがポイントになりそうですね
Mizukiさん:調理器具もよいものがほしくなってくる気がします。
まるみキッチンさん:わかるわかる(笑)。
Mizukiさん:自分を大事にする、労わるという考えが浸透してきていますね。料理をつらいものじゃなくて楽しいものにしたい、という気持ち。憧れの調理器具とかを使うと楽しいとか、得られる幸福度が上がるような気がします。
まるみキッチンさん:調理器具や調味料、コンビニのスイーツでも、よいもの、こだわりのものにお金を払うという流れがありますね。
——面白いですね!食の”推し活”って感じですよね。
Mizukiさん、まるみキッチンさん:まさに!そう思います。
座談会を終えて
トレンド料理ワードや2024年の振り返りを通して、Mizukiさん、まるみキッチンさんお二人の意見を伺うことができた貴重な時間でした。それぞれご自身の世代やフォロワーさんも違うなかで、いろいろな視点があり、どちらにも共感できたことが印象的です。
日々移り変わる料理のトレンド。毎日食べるものだからこそ、時代の流れや世代・ライフスタイルによる違いを反映しているところが興味深いですね。
トレンド料理ワード大賞2024のくわしい結果や、2025年の料理関連トピックスはこちらをチェックしてください♪
Mizukiさん
料理研究家・スイーツコンシェルジュ。和歌山県在住。“簡単・時短・節約”をコンセプトに、ブログ「Mizukiオフィシャルブログ~奇跡のキッチン」で毎日レシピを紹介し、月間300万PVを誇る。3年連続「レシピブログアワード」グランプリを受賞。Instagramのフォロワーは130万人を突破(2024年11月現在)。企業のレシピ開発や雑誌、テレビ、Webメディアなどで活躍中。
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まるみキッチンさん
簡単レシピ研究家。“だれでもカンタンに作れる”をモットーに手軽にチャレンジできる簡単レシピを紹介、SNS総フォロワー数はわずか3年で300万人超に(2024年11月現在)。著書『やる気1%ごはん』『やる気1%つくりおき』(いずれもKADOKAWA)で「料理レシピ本大賞in Japan」の大賞を史上初の2年連続受賞。オリジナル調味料「まるみスパイス」も好評発売中。プライベートでは3人の娘さんのパパ。
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配信: フーディストノート
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