3.設定温度や使用時間に配慮する
床暖房は、設定温度を弱めに設定しておけば、あまり高温にはなりにくいでしょう。
しかし、こたつは発熱部分がそれなりに高温になりますし、ホットカーペットも長時間使用を続けてしまうと、低温やけどや脱水を起こしやすくなります。
猫は自分の体調の変化に気づきにくいと言われているため、使用中は目を離さないようにし、こまめに様子をチェックしてあげてください。
もし飼い主さんが外出する場合には、直前まで一時的にハイパワーで運転をさせ、家を出る前には電源を切り、毛布やかまくら型の猫ベッドを置いて自身で暖かい場所にいられるようにすることも1つの策です。
また、エアコンであれば、不在時に運転させても構いませんが、快適な室温とされる25〜27度を守るようにしましょう。
気をつけないと危ない事故も
暖房器具は、猫の生活を快適にする一方で、危ない事故を発生させる要因となります。
先ほど解説した低温やけどや脱水以外では、ケガや火災に十分気をつけなければなりません。
たとえば、ストーブやファンヒーターに猫が近づきすぎると、被毛やヒゲが焼けてしまうリスクがあります。
また、暖房器具の電源コードを猫がかじると、感電する恐れもあります。
猫が電気機器におしっこをかけることで、機器の内部が故障し発火するという事故も報告されています。
事故を防ぐためには、暖房器具の周囲に十分なスペースを確保し、猫が近づきすぎないように見守ってください。
コードはカバーで保護をし、使わないときはコンセントを抜いておくことをオススメします。
これらの安全面に配慮し、猫が心地よくくつろげる環境をつくりましょう。
配信: ねこちゃんホンポ