朝にコーヒーを飲まない方がいい人の特徴は存じですか? メンタルへの影響・依存性も解説!

朝にコーヒーを飲まない方がいい人の特徴は存じですか? メンタルへの影響・依存性も解説!

朝にコーヒーを飲まない方がいい人がいることをご存じですか? 今回は、朝のコーヒーが及ぼす悪影響について「管理栄養士」の上坂さんに解説していただきました。

≫1日4杯のコーヒーで心血管疾患リスク増加 カフェインが引き起こす“健康被害”

監修管理栄養士:
上坂 マチコ(管理栄養士)

管理栄養士/料理家/健康系ライター/チョコレートエキスパート。雑誌編集、料理教室講師を経て高齢者施設で栄養科長として長年勤務。その後フリーランスの管理栄養士となり、メディア出演、講演会、コラム執筆、レシピ提供など幅広く活動中。「栄養学」「食品学」など4つの学校で非常勤講師も務める。サロンではダイエットを中心にオンラインカウンセリングを行う。

編集部

朝のコーヒーを避けた方がいい人はいますか?

上坂さん

胃が弱い人は避けた方がいいでしょう。特に朝は胃もまだ完全に起きていません。そこにいきなり刺激が強いコーヒーを飲むと胃痛や胸焼けの原因になります。朝食はコーヒーだけという方は胃粘膜が荒れやすくなり、胃疾患の原因になります。コーヒーは朝食後に飲むようにしましょう。

編集部

コーヒーは刺激物と聞きますが、メンタルへの影響はありますか?

上坂さん

精神的に不安定な方にはコーヒーをおすすめできません。ドーパミンやアドレナリンなどによる脳の興奮は「アデノシン」が抑えています。ですが、このアデノシンはカフェインによって抑制され、脳にブレーキがかかりにくくなってしまいます。するとメンタルへの負担も大きくなりイライラや不安、不眠などの症状を悪化させてしまいます。また、アデノシンは睡眠物質とも言われ、コーヒーを飲むと目が覚める、夜に眠れなくなる理由でもあります。

編集部

コーヒーには依存性があると聞きますが本当ですか?

上坂さん

コーヒーのカフェインに依存性があります。例えば、毎日5杯以上コーヒーを飲み続けるとカフェインに対して耐性ができ、やる気や覚醒作用が感じにくくなります。するとカフェインの摂取量がどんどん増えていきます。毎日大量にコーヒーを摂取し続けると、脳や副腎が疲れてドーパミンやアドレナリンが十分に作られなくなります。これによってやる気や集中力がなくなり、うつ症状などに襲われやすくなってしまうのです。

※この記事はMedical DOCにて【「朝のコーヒー」に健康効果あり? 飲むタイミングや避けるべき体質は<管理栄養士が解説>】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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