︎3.爪とぎ
爪とぎは、武器である爪の手入れであるとともに、足裏から分泌物を出してにおいをつけ、他の動物や猫に自らの力を見せつけるマーキングの意味があります。
爪とぎは、室内に複数設置することで、ソファで爪をとぐなどの問題行動を減らすことができます。
猫の通り道
爪とぎは、部屋のドア、玄関、ベランダなどの出入り口付近や、廊下や階段に通じる場所など、猫の通り道に配置すると良いです。
そうすることで、猫は毎日自分の通り道にとぎ跡を残し、自分の存在を主張することができます。
飼い主のにおいがする場所
猫がソファや椅子で爪をといでしまった経験がある飼い主さんも少なくないでしょう。
この理由は、猫には一緒に暮らしている猫同士で「グループのにおい」を生み出す習性があり、私たち飼い主ともグループのにおいを作りたいと思い、飼い主のにおいがするソファや椅子で爪をといでしまうからなのです。
飼い主と多くの時間を一緒に過ごすリビングなどに爪とぎを置くと、これらの問題行動をなくすことができるかもしれません。
︎4.食器
食器を置く場所は、猫の食欲や食べ方に影響を与えます。病気ではないのに、猫の食欲が気になる場合、食器の位置を見直しましょう。
トイレから離れた場所
私たちもトイレの前で食事はしたくないですよね。それは猫も同じです。
食器とトイレは部屋の対角線上に配置するようにしましょう。
もしも対角線上が難しい場合でも、トイレと食器の距離を50センチメートル以上離して配置しましょう。
静かな場所
家電製品などの音がでるものの側、人の声や人の通りが多く騒がしい場所は、多くの猫が嫌って食事をしなくなる場所です。
リビングでも問題はありませんが、人通りの少ない端などに配置するのが良いでしょう。
配信: ねこちゃんホンポ