犬のストレスが原因で問題行動や病気をまねくことも!? 獣医師が詳しく解説

犬のストレスが原因で問題行動や病気をまねくことも!? 獣医師が詳しく解説

犬はストレスが過剰な状態などが続くと、問題行動や病気をまねくおそれがあるので注意が必要です。そこで今回は、犬のストレスが引き起こす問題行動や病気などについて、獣医師の藤本聖香先生に詳しく解説していただきました。

犬は過剰なストレスが原因で問題行動を起こす

犬は“幸せホルモン”と呼ばれるセロトニンによって、精神的な安定が保たれていると考えられています。

しかし、ストレスが強すぎたり、繰り返しストレスにさらされたりすることで、ストレスホルモンが過剰に分泌されると、セロトニンの働きを抑制してしまい、その結果、精神的な安定が保たれなくなり、問題行動を起こすことが。

どのような問題行動を起こすのかは犬によって異なりますが、攻撃的に激しく吠える、うなる、クッションなどを破壊するなどの行動が例として挙げられるでしょう。

犬の問題行動がエスカレートすると……

問題行動をそのままにしてストレスにさらされ続けると、しっぽを繰り返し追いかけるなど、繰り返し意味のない行動を起こす「常同行動」や、石やプラスチックといった食べ物以外のものを食べる「異嗜(いし)」という心の病気にかかってしまうことも。このような症状が見られたときは、すぐに動物病院に相談し、治療をする必要があります。

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