3.顔を隠している
猫が丸まっているときには、寒さ対策や安心感を求める場合が多いですが、「まぶしい」と感じていることが原因の場合もあります。
猫の目は人間よりも光に敏感な構造をしており、網膜にある「タペタム」と呼ばれる反射板のような機能により、非常に暗い場所でも視覚を保つことができます。
このため、人間が必要とする明るさの6分の1ほどでも物が見えるため、月明かり程度の明るさでも視界を確保できるのです。その分、日常生活の明るさを「まぶしい」と感じやすくなっています。
猫が顔を手やしっぽで隠しているときは、光を遮るために体を丸めていると考えられます。また、気温が13度以下になると、さらに体温保持を意識して頭やしっぽを包み込むように丸まることが多く、体全体で温かさを逃がさないようにしているのです。
まとめ
猫の「丸まり方」にはさまざまなパターンがあり、それぞれの姿勢が猫の気持ちや体調を反映しています。
寒さを感じたときには体を丸める「アンモニャイト(ニャンモナイト)」の姿勢をとり、頭とお尻をくっつけることで体温を保とうとします。
また、箱やベッドの中で「詰まって丸くなる」姿勢は、囲まれた空間に安心感を覚えるためで、野生時代の習性が影響していると考えられます。
さらに、明るさを避けたいときには顔を隠すようにして丸まります。猫は人間よりも光に敏感なため、日常の明るさでも「まぶしい」と感じやすく、顔を覆うことでその刺激から身を守っているのです。
このように、猫が丸まる姿勢には意味が込められているため、可愛いからといって無理にかまうのではなく、そっとしておくのがベストです。
配信: ねこちゃんホンポ
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