宜野座村観光協会は、2025年1月18日(土)に、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 沖縄県宜野座」を開催する。
宜野座村の風景と文化に触れられるコース
ガストロノミーツーリズムは、その土地の気候や風土が育んだ食材、習慣、伝統、歴史を楽しみ、その土地ならではの食文化に触れることを目的としたイベント。欧米を中心に世界中で広がりを見せているという。
沖縄本島の中央に位置する宜野座村は、緑豊かな山々と美しい海に囲まれた、手つかずの自然が色濃く残っているのが特徴。亜熱帯の森を源とした河川をはじめ5つのダムを有し、豊かな水にも恵まれている。また、1月の平均気温は17度と、ウォーキングには最適な温度で過ごしやすい時期となっている。
「ONSEN・ガストロノミーウォーキング in 沖縄県宜野座」では、約8kmのウォーキングコースの中で、沖縄の手つかずの豊かな自然や文化を感じることができる。
かつて第二次世界大戦中、米軍は宜野座村地域を民間人の収容地としていた。収容者の中には子どもが多数いたため、学校が設けられたといわれている。「ガンナ川水辺公園」は当時の学校の跡地にできた公園で、当時の記憶を今に伝えるスポットだ。この場所では、かつての学び舎の歴史を偲びながら、平和と未来への思いを巡らせることができる。
さらに、マングローブ群や絶景の広がるビーチ、さとうきび畑などの景観も楽しめ、自然の息吹を全身で感じられる魅力が詰まっている。
また、赤土流出防止のためのベチバーを用いたグリーンベルトや、圃場の勾配修正といった環境保全への取り組みも見られ、地域の人々が守り育む自然の大切さを学ぶことができる。
宜野座村ならではの、素朴で温かみのある風景と文化に触れることのできるウォーキングコースとなっている。
宜野座村の「食」の魅力を堪能
豊かな水と環境がもたらす自然の恩恵をうけた宜野座村の特産品は、パイナップルやマンゴー、いちご、さとうきび、車えび、もずく、ベビーリーフなどがある。
2010年に「有機の里宜野座村」を宣言し、安心・安全な農作物の生産に力を入れており、村内ではエコファーマー認定農家が年々増加しているという。
今回のガストロノミーウォーキングでは、宜野座村の特産品や村内で栽培された食材を多く取り入れ、地産地消を大切にする飲食店が出店し、宜野座村の「食」の魅力を余すことなく詰め込んだメニューが用意される。
生産者や料理人の思いが込められた「食」を心ゆくまで堪能しよう。
配信: STRAIGHT PRESS