犬にはテレビがどう見えている?
犬の視力は人間でいうと0.1~0.3程度とかなり弱く、焦点を合わせる能力も低いためテレビの映像はかなりぼやけて見えています。犬がかなり近い距離でテレビを見るのはそのためです。
また、人間は赤・緑・青の『3色型』の色覚を持っていますが、犬は青と黄色の『2色型』であり彩度も低いため、すべてがグレーがかった世界に見えているのです。 例えば赤色のおもちゃは「暗いグレー」としか認識されていません。
画面の色彩だけではなく、映像自体の感じ方も私たちとは異なります。犬は動体視力が優れているため、一般的なテレビの映像はパラパラ漫画のようなコマ送りのように見えているといわれています。
わたしたちには滑らかに見えている映像も、犬にとってはちらついて見えていると思うと何だか不思議ですよね。
まとめ
犬にとって、テレビに映る映像や音声は特別なものではなく、現実に見聞きしているものと変わりなく認識しているようです。そのため、画面の中の動く犬や人に興味を示すのでしょう。
テレビに興味を示すかどうかは個体差がありますが、食い入るようにジッと見つめている姿は微笑ましいものです。
犬のために作られたアメリカの番組や、犬が好む動画がSNSでも話題となっています。愛犬がどんな反応をするか一緒に見るのも楽しいのではないでしょうか。
配信: わんちゃんホンポ
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