Webライターになるその他のメリット
ここまで、Webライターをはじめるとゆるく暮らせる理由をお伝えしてきました。その他にも、Webライターにはいろいろなメリットがあります。
ここからは、Webライターになるその他のメリットについて、1つずつご紹介していきますね。
■本名や顔を出さなくてもOK
Webライターの仕事は、本名や顔を出さなくても進められます。Webライター初心者が登竜門として利用するクラウドソーシング(インターネット上で、企業や個人が仕事を受発注できるサービス)では、匿名やイラストアイコンでも仕事を受注できるからです。最初の会員登録時には本名や住所などの個人情報を利用しますが、あらかじめ「非公開」に設定しておけば全体には公開されません。
わたしも、Webライターになったばかりのときは匿名、かつイラストのアイコンを使って仕事をはじめました。最初のペンネームは今と同じ「ゆらり」。アイコンはココナラという仕事依頼サービスを使って、デザイナーさんにつくっていただきました。
もちろん、お客さんとのミーティングの場では顔を出し、本名もお伝えしています。ただ、インターネット上に公開されている情報では、本名や顔は積極的に出していません。それでもお客さんと信頼関係を構築でき、仕事に困ることはありませんでした。
抵抗がなければ、本名や顔写真を公開するのもアリです。情報を開示したほうが信頼度が高まるので、仕事の依頼が増えるかもしれません。ただ「オンラインで仕事をするのがはじめてなので、情報を出すのに不安がある」「まずは副業からはじめたいので匿名がいい」このような方は、無理に情報を開示しなくても大丈夫です。
■パソコンとネット環境があればはじめられる
Webライターは、パソコンとネット環境があればはじめられます。
Webライターの必需品と会社員の必需品を比べると、準備するものの多さが違います。たとえば女性の営業職なら、仕事用のオフィスカジュアルの服やストッキング、コスメ、パンプス、通勤バッグ、名刺入れ……と、準備するものが盛りだくさん。仕事をはじめるのに必要なものをそろえるだけでも大変ですよね。
一方、Webライターに必要なものはパソコンとネット環境。まずはこの2つがあれば大丈夫です。パソコンのOSはMacかWindowsどちらでも大丈夫ですが、迷ったらWindowsがおすすめです。原稿執筆にMicrosoftWordを使うケースがあるので、最初からWordが搭載されているパソコンだと安心です。
パソコンとネット環境があればはじめられる / (C)ゆらり/技術評論社
パソコンは、高額なものでなくても大丈夫。わたしがWebライターの仕事をはじめたときは、家電量販店に行って5万円ほどのLenovoのノートパソコンを買いました。ただ、使っているうちに動作の重さが目立つようになり、1年ほどでMicrosoftのSurface Proに買い替えました。今もSurfaceのノートパソコンを使いながら記事を書いています。ネット環境は家に開通している回線があれば十分です。
このように、Webライターの仕事は「チャレンジするハードルが低い仕事」と言えます。在宅で働けるので、部屋着にすっぴんでも大丈夫です!
プロフィール
ゆらり
1992年生まれ。大学卒業後にIT企業に入社し5年ほど勤務するも、HSP気質を持つことから心身のケアがうまくできず適応障害になる。会社員の働き方に限界を感じ、その後Webライターとして独立。現在は、出版社やWeb制作会社から業務委託という形で、Webコンテンツ制作、オンライン講師業などを請け負っている。2021年に出版した電子書籍『1年以内に月20 万円を達成する! マイペースにゆるく頑張りたい人向けの、Webライターとして稼ぐロードマップ』はAmazonのベストセラー入りを2年以上継続。未経験から独立した経験をもとに、ライターの仕事やフリーランスの働き方にまつわる発信活動もしている。
配信: レタスクラブ
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