車の水アカやくすみ、車内の手垢や摩擦汚れ、どうやって掃除していますか?わたしは普段、ボディは洗車用シャンプー、車内は水拭きで掃除しています。最近「オキシクリーン」で家中の掃除をしているのですが、オキシクリーンは酸素系漂白剤で、汚れのみに効果を発揮する万能な洗剤と言われているので、もしかしたら洗車にも使えるかも…⁉果たして車のボディや車内掃除に使えるのか…⁉実際試してみました!
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今さら聞けない「オキシクリーン」とは?
オキシクリーンとは酸素系漂白剤です。お湯に溶かすことで酸素の泡が発生し、頑固なシミや汚れを一気に落とします。キッチンの油汚れ、浴槽の汚れ、皮脂汚れ、茶渋や衣類の黄ばみなど、家庭にあるさまざまな汚れに効果があります。塩素系洗剤とは違い、酸素の力で汚れを落とすため、素材が傷みにくくツンとした臭いがしないのもうれしいポイントです。
とっても便利なオキシクリーンですが、使えない素材もあるので注意しましょう。
【オキシクリーンが使えないもの】
・ウールやシルクなど水洗いできない繊維
・革製品
・ドライクリーニングのみと表示された衣類
・宝石類
・金属全般
・金属製の付属品
・ラテックス塗料
・ジュートやチーク材
・仕上げ木材
※金属に溶液がついた場合は、すぐに水で洗い流してください。
オキシクリーンの正しい使い方
【使うもの】
・オキシクリーン
・お湯(40〜60℃のぬるま湯)
・金属製以外のバケツ
・ゴム手袋
・クロス2枚
【オキシクリーン溶液の作り方】
①40〜60℃のお湯を容器に入れる
②4Lに対し付属のスプーン1杯(28g)を入れる
③オキシクリーンが溶けきるまでよく混ぜる
●注意点
・オキシクリーンは40〜60℃で最も効果を発揮します。温度が冷たいとオキシクリーンが溶けきらず、熱すぎると効果が出る時間が短くなってしまいます。より高い効果を発揮するためにも、適温のお湯で十分溶かしてから使用してください。
・溶かしたときに発生する酸素は人体に無害ですが、吸い込まないように注意し換気しながら使用しましょう。
・肌荒れする恐れがあるため、オキシクリーンを素手でさわらないようにしてください。
オキシクリーンを溶かすと出るのは「酸素」。なので有害な気体が出るわけではないですが、使うときには熱気や湯気を吸い込むのは好ましくないので、換気は必ず行ってください。
水アカやホコリが気になるボディと、皮脂汚れやこぼしたドリンクが落ちない車内
こちらは、13年前に購入したわが家の車です。普段、ボディは洗車用シャンプーで洗っていますが、なかなか水アカが落ちなくなってきました。
よ~く見ると、水アカがウロコのようになっています。2週間前に洗車したのですが、ホコリがついてまたくすんでしまいました。
特に気になっているのが、ドアの樹脂部分の皮脂汚れです。
洗車用シャンプーで洗っても、指の跡が取れないんですよね。時間が経った汚れなので半ば諦めていますが…やっぱり気になる!
車内は、ドアやシフトレバーのまわりなど、あちこちに白い汚れがついています。
ハンドクリームや日焼け止めがついてしまったのでしょうか?水拭きしても、全然落ちません。
ドリンクホルダーの下には、こぼれてしまったジュースの跡が白く残っています。こちらも水拭きではある程度しか落ちず、諦めていました。
ボディと車内の汚れは、オキシクリーンだけで本当にきれいになるのでしょうか?さっそくオキシ拭きしていきましょう!
車内をオキシクリーンで拭いてみる
まずは、車内をオキシ拭きしましょう。バケツに40〜60℃のお湯を4L注ぎ、付属のスプーン1杯分のオキシクリーンを入れて、オキシ溶液を作ります。
クロスにオキシ溶液を染み込ませて、ドアやドリンクホルダーを拭いていきましょう。
白い汚れがついている箇所は念入りにこすり拭きします。次にきれいに洗ったクロスで、オキシクリーンが残らないように拭いたら完成です。
※オキシクリーンは革には使用できません。革製のハンドルやシートには使用しないでください。
ボディをオキシ洗いする
次は、ボディを洗車しましょう。まずは車全体に水をかけ、ボディについた砂や大きなホコリを落とします(砂などがついたまま拭くと、ボディが傷ついてしまうので注意!)
オキシ溶液をクロスにたっぷりと染み込ませ、上から順にオキシ拭きしていきます。
水拭きにならないよう、時々オキシ溶液をクロスに浸しながら洗っていきます。すると、だんだんバケツの中のオキシ溶液が黒ずんできました!
こんなに汚れがついていたのか〜!水アカや皮脂汚れが気になる箇所も、しっかりと拭いていきましょう。
ボディ全体を拭き終わったら、再度シャワーでオキシクリーンを流します。
オキシクリーンを流し切らないと白く跡が残ってしまうので、しっかり流しましょう。泡がない分、シャワーが楽だな〜♪
最後に、乾いたクロスで拭いたら完成です!
オキシ拭きで、車内の汚れやボディのくすみ・皮脂汚れがきれいになりました
【ドア内側 ビフォー】
ドアの内側についていた、日焼け止めやハンドクリームなどの白い汚れは…
【ドア内側 アフター】
ほとんど気にならないくらい、きれいに落ちました。
【ドリンクホルダー下 ビフォー】
ドリンクがこぼれて、白く線になっていた箇所も…
【ドリンクホルダー下 アフター】
もう、どこが汚れていたのかわかりません!ピカピカになってうれしいです。
何度水拭きしてもまた汚れが浮き出ていたので、ここまできれいになって大満足です。ベタつきもなくなって、サラサラな手ざわりになりましたよ♪
【ボディ ビフォー】
水アカやホコリやくすみが目立っていたボディは、どうなったのでしょうか…
【ボディ アフター】
おお〜!空が映るほどピカピカになりました!
よーく見ると、少し水アカが残ってしまった箇所はありますが、13年乗っている車にしてはきれいになったのではないでしょうか。
【ドア樹脂部分 ビフォー】
べったりついた皮脂汚れが気になっていましたが…
【ドア樹脂部分 アフター】
新品のようにピカピカになりました!
ドアの樹脂部分の皮脂汚れは、本当に洗っても洗っても落ちなかったので、ちょっとびっくりです!
13年積もりに積もった水アカや車内の汚れがどこまで落ちるのか半信半疑でしたが、ここまできれいになるなんて…正直、オキシクリーンのパワーを舐めていました。
最後に、オキシ洗車をするときの注意点!
オキシ洗車をするときは、以下のポイントに注意してください。
1.ワックスやコーティングの確認
オキシクリーンを車のボディに使用する際、ワックスやコーティングがはがれる可能性があります。加工が施されている場合は、使用前に必ず確認し、自己責任で行うようにしてください。
2.天候に適したタイミングで行う
風が強い日は砂がボディに付着しやすく、そのままこするとキズがついてしまう場合があります。また炎天下の日はボディが熱くなり、拭き上げる前に水が蒸発して跡ができやすいので、注意してください。洗車には、風がおだやかで曇りの日が理想的です。
3.オキシクリーンの濃度に注意
オキシクリーンが濃すぎると、白い跡が残ってしまう場合があります。跡が残ったときは、再度水でしっかり洗い流してください。
ポイントに注意すれば、オキシクリーンは家の中だけじゃなく外でも使える便利な洗剤です!外掃除でオキシクリーンを使ったことがない方は、ぜひ”オキシ洗車”にチャレンジしてみてくださいね。
配信: あたらしい日日
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