子どもたちが思いきり遊び、楽しめるスペース「あそびばとーはく!」が、2024年12月8日(日)まで東京国立博物館で期間限定オープン。これまでありそうでなかった“博物館の遊び場”となっている。
今回は、実際に筆者が「あそびばとーはく!」を体験。その中で感じた、子どもたちがのびのび遊べる空間の工夫や仕掛けについて紹介する。
■「とーはく古墳」やボールプールで発掘体験!
本イベントの目玉は、全長12メートルを誇る前方後円墳「とーはく古墳」。古代の世界にタイムスリップしたような気分になれる巨大な古墳に、子どもたちは大興奮すること間違いなし。古墳の角はすべて柔らかい素材で覆われているため、万が一小さな子どもが転んでしまっても安心だ。
また、右奥に設置されている「こども遺跡」では、ボールプールの中に「はにわ」が隠れている。探検隊になったような気持ちではにわ探しができ、歴史の勉強に苦手意識がある子どもでも、自然と興味が出るのではないだろうか。
■絵本が150冊以上!多言語対応のリラックスエリア
遊び疲れたらリラックスエリアで休憩を。ここでは、日本語、英語、韓国語などの絵本が150冊以上あり、一冊手に取るだけで異文化に触れることできる。
色塗りやお絵描きができるコーナーも完備。好きな色を自由に選んで好きなだけ絵が描ける環境は、子どもたちの創作意欲を搔き立ててくれるはずだ。
■「こどもアンケート」で体験をもっと楽しく
会場の出口付近には、子ども目線の高さに合わせた子ども向けアンケートが。「1番たのしかったところにシールを貼ってね!」という投げかけに、自分の感じた楽しさや印象に残ったエリアについてシールを使って表現できる。思いきり遊んだあとに振り返る場所があることで、子どもたちにとって博物館が特別な思い出として心に刻まれるだろう。
会場内には授乳やおむつ替えができる完全個室のベビーケアルームが備えられており、乳幼児連れの親も安心して過ごせるのもうれしい。
「あそびばとーはく!」は、子連れで訪れるには少しハードルが高いと感じられていた博物館のイメージを覆し、子どもたちが思いきり遊べる空間が広がっている。子どもたちが夢中になれる仕掛けがたくさん詰まった「あそびばとーはく!」で、遊びながら学んでみてはいかがだろうか。
配信: Walkerplus
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