「化石」化させないための!食品別「ハンパ食材」の冷凍法 / 撮影/林 ひろし
冷凍室をカオスに陥れる、使いかけのハンパ食材。丸めて輪ゴムで留めるのではなく、薄く平たくして、立たせて保存するのが正解です。そこで、食品別に「立たせ方のコツ」を紹介します。使う道具は事務用クリップとラップと冷凍用保存袋。一度薄く凍らせたら、あとはその形をキープしながら最後まで使い切りましょう!
中山真由美さん / 撮影/林 ひろし
教えてくれたのは…
▷整理収納アドバイザー中山真由美さん
Ritta Stanza(リッタ スタンツァ・やさしい空間)代表。お部屋と心のカウンセラー。2007年から整理収納アドバイザーとして活動。個人、法人だけでなく、整理収納アドバイザーを支援するサービスや講座も開催する。
クリップだけ使う冷凍法
使うクリップは大きすぎず、小さすぎず、中くらいのサイズを1個だけ。いくつも使うとあけ閉めが面倒になるので、中央で1個留めるだけにしましょう。
数枚余った冷凍フライ
数枚余った冷凍フライは重ねずに並べる / 撮影/林 ひろし
ころもがついているフライ系冷凍食品は重ねるとより厚みが出るので、重ねずに並べ、開封部をクリップで留める。
シュレッドチーズ
シュレッドチーズはほぐして伸ばして、薄く薄くを心がけて / 撮影/林 ひろし
考えずに使うと、どんどん丸い雪玉のようになってしまうシュレッドチーズ。ほぐして伸ばして、薄く薄くを心がけて。
パン粉
パン粉は平らにしやすい。こぼれないように開封部をしっかり閉じて / 撮影/林 ひろし
パン粉は水分が少なく、多少凍っていても薄く平らにしやすい。パン粉がこぼれないように開封部をしっかり閉じて。
冷凍餃子
冷凍餃子はケースを切ってコンパクトに / 撮影/林 ひろし
空いたケースを折り返して保存しがちな冷凍餃子。それより空いたケースは切り、コンパクトにしてから袋に戻して。
ラップと冷凍用保存袋を使う冷凍法
ニオイの吸着を防ぐために、まずはラップで食品を包みます。その後、冷凍用保存袋にまとめて入れ、自立しやすい形状にしましょう。
しょうが
しょうがはまずラップでぴっちり包む / 撮影/林 ひろし
しょうがは凍ったままでもおろし金でおろせるので、塊のまま冷凍OK。ラップでぴっちり包み、冷凍用保存袋に入れ冷凍。
切り身の魚
切り身魚は重ならないように注意 / 撮影/林 ひろし
鮭など切り身の魚は1切れずつ、または1回に焼く量ずつラップに包み、冷凍用保存袋へ。魚が重ならないように注意。
食パン
食パンはラップを折り返し、1枚ずつ重ねる / 撮影/林 ひろし
1枚ずつラップで包み、冷凍用保存袋で保存したほうがおいしい。パンもラップを折り返し、1枚ずつ重ねる作戦で。
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市販の冷凍食品はクリップを、一般の食材はラップと冷凍用保存袋を使うのが基本です。せっかく安く買った食材を化石化させないためにも、上のカンタン収納法をぜひ実践してみてくださいね!
監修/中山真由美 撮影/林 ひろし 取材・文/宇野津暢子
配信: レタスクラブ
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