猫への薬の飲ませ方|上手に飲ませるコツや注意点を現役獣医が解説

猫への薬の飲ませ方|上手に飲ませるコツや注意点を現役獣医が解説

一般的に犬よりも猫の方が投薬が難しいことが多いです。薬を上手く飲んでもらい、病気の治療をスムーズにおこなっていくために、ここでは猫ちゃんへ投薬を行う場合の、小さなコツを解説していきます。

オブラートやカプセルを使ってみよう

薬の苦みなどを嫌う猫ちゃんは多いです。

「口に入れた途端、涎を出して泡をぶくぶく吐き出す」様子を見て、「このお薬大丈夫なんですか!?」と飼い主様に聞かれることも多いのですが、それは猫ちゃんにとっては「まずいものを食べさせられた」時によく見られる反応です。

薬を分割して与えることも多いので、分割面から苦みが出てしまう、薬そのものが苦いなどという場合がよくあります。

苦み、薬の味を口の中で味わわせないために、オブラートやカプセルなどを使うのも良いでしょう。

ただ、薬の外側を覆う物ですので、薬のサイズとしては大きくなってしまいます。

また、カプセルなどは直接飲ませる時に喉に貼りついてしまうなど、飲み込みづらい場合がありますので、投薬補助食品や液状オヤツなどで、表面を滑りやすくすると使いやすいかもしれません。

一緒に暮らしていると、どうしても人間よりも早く年を取っていってしまう猫ちゃん。お薬を飲む必要がある時は、必ずと言っていいほどやってきます。

少しでも長く健康でいてもらうために、お薬を飲ませる練習にはいつでも取り組んでおいてください。

関連記事:

ねこちゃんホンポ
ねこちゃんホンポ