『猫吸い』をたしなむ際に守るべき3つのこと 猫のストレスや病気感染のリスクも

『猫吸い』をたしなむ際に守るべき3つのこと 猫のストレスや病気感染のリスクも

「猫吸い」とは文字通り、猫の体に顔をうずめてスゥ〜ッと吸い込む愛猫家特有の遊びです。猫のおなかや後頭部を吸うのが一般的ですが、なかには、猫の耳にパクついてしまう人もいるようです。ひなたぼっこをしている猫って、イイニオイがするんですよね。しかし、多くの飼い主に人気の猫吸いですが、実は守るべきこともあるのです。

1.猫の意思を最大限に尊重する

猫吸いは、あくまでも飼い主が主体のお楽しみです。猫が自ら「猫吸いやって」と望んでいるわけではないことを念頭に、いかなるときも猫の意思を最大限に尊重するようにしましょう。

猫がスヤスヤと寝ているときや、猫が食中・食後のタイミングでは避けるようにしてください。愛猫が、リラックスしているときに、突然、猫吸いをはじめたら猫も嫌な気持ちになってしまいます。

できれば、猫が自分から甘えてきたときや、ブラッシングなどでいい気持ちになったときに、楽しませてもらいましょう。

また、途中で耳が倒れたり、しっぽをブンブン振ったりしはじめたら、いったんストップして距離を置きましょう。飼い主の強引な態度は、猫のストレスになるだけでなく信頼関係を失ってしまうかもしれません。

2.猫吸い前の身だしなみ

猫吸いをするときは、猫に接するので不快感を与えないような「身だしなみ」が必要です。

たとえば、メイクや口元の油分(口紅やリップクリーム)、あるいは飲食後のニオイなどが猫の被毛に付くと、「猫吸い」による猫のストレス度が高くなる可能性があります。

猫は嗅覚が優れているだけではなく、自分自身についているニオイには比較的神経質になりやすい傾向にあります。また、毛づくろいをしてキレイにした被毛に、異物が付着するのも嫌います。猫吸いをしたときに、猫がその部分をベロベロなめはじめたら、要注意です。

また、猫を撫でてあげる手も同様です。これからの季節は、ハンドクリームを塗ることが増えるでしょう。油分の付着にはご注意ください。

関連記事: