難しい単語を使っていないのになかなか使いこなせない英語表現はたくさんあります。
今回は、ことわざですが映画のセリフとしても有名な、英語表現について外資系企業での就業経験も豊富な、RGPでコンサルタントをされる松本雅利さまにお話を伺いました。
名画「風と共に去りぬ」でも使われたことわざ
「風と共に去りぬ」という映画のタイトルはみなさんお聞きになったこともあるかと思います。
マーガレット・ミッチェルの小説を原作としたこの映画は、20世紀を代表する映画のひとつで、ヴィヴィアン・リーの美しさとともに、現在でも色あせることのない名画といえるでしょう。
しかし、知ってはいるんだけど、見たことないという方も多いのではないでしょうか?
上映時間は3時間。
最近のシネコンは普通2時間で長時間の映画は外されがちで、なかなか見る機会もありません。
配信もされていたりされていなかったり・・・。
今回ご紹介する英語表現は『Tomorrow is another day』。
ことわざとしては『明日は明日の風が吹く』や、『明日という日もある』と訳されることが多いです。
これはこの映画の主人公スカーレット・オハラ最後のセリフでもあります。
簡単な単語で構成されたシンプルな表現、だからこその魅力
風と共に去りぬ、について、ご存じない方もいらっしゃると思いますので、どんなストーリーの映画か簡単にご説明します。
米国南部のプランデーションを経営する地主一家の長女スカーレット・オハラの波乱の人生を描いた作品で、時代は南北戦争をはさみ、最後に愛することの意味を悟ったスカーレットオハラが最後に言うのがこのセリフなのです。
今日まで嫌なことがたくさんあったけど、明日があるわ。
そんな解釈もできるような気がします。
これまでこのコラムで書いてきたように、心に残るセリフはシンプルワードでした。
このセリフも中学校、今だと小学校でしょうか、習う単語で完結しています。
こうしたシンプルワードで心に残るキーフレーズ探しも映画の楽しみの一つです。
最近は動画配信や録画だと気になった言い回しを英語字幕に切り替えて何度も確認できるという便利な機能もあります。
それらを蓄積していくことも英語コミュニケーション力アップにつながるように思います。
映画を楽しみながら、素敵なフレーズを真似、身に付ける。
楽しく続けられる学習法なので、是非お試しください。
[執筆者]
松本雅利
RGP Japanコンサルタント
早稲田大学社会科学部卒業
米国ゲーム会社の日本法人でキャリアをスタート。
その後、米国などに長期滞在しながら、比較的外国人の揺さぶりに弱い小さな外資系企業から仏系自動車会社、ブルームバーグといったの比較的大きな外資系企業など、外資系企業への勤務歴は30年以上にもおよぶ。
今はRGP所属のコンサルタントとして日々の業務にあたるとともに、ビジネスパーソンのSNS、Linkedinクリエーター として情報発信も行っている。
RGP JAPAN
配信: キレイ研究室
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