以前、料理研究家のリュウジさんが自身のYouTubeチャンネルで開催した「味の素Cook Do®シリーズ選手権」。そこで「クックドゥとしてのよさがない!」とダメ出ししたのが「酢豚」と「八宝菜」の素でした。今回、その2商品を救済すべく、「Cook Do®」の長所を前面に押し出したリュウジさん考案のレシピが公開されたので、さっそく作ってみることに。本日は「Cook Do®酢豚」の救済レシピに挑戦します♪
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リュウジさんが酷評した「Cook Do®酢豚」の問題点とは?
YouTubeチャンネル『料理研究家リュウジのバズレシピ』で実施した、味の素とのコラボ企画「味の素Cook Do®シリーズ選手権」。「Cook Do®」シリーズをリュウジさんが実際に作って、味や作りやすさなどを忖度なしで評価するという企画でした。
その中で、リュウジさんがダメ出しした商品のひとつがこれ、「Cook Do®酢豚」。
リュウジさんは、味の素の担当者の方を前に、容赦なく「クックドゥ史上最強の問題児」と、激辛コメントをかましていました(笑)。聞いてるこっちがハラハラです。
リュウジさんの逆鱗に触れたのは、味ではなく、パッケージ裏面に記載された「作り方」でした。”簡単に手早く作れる”という「Cook Do®」のメリットを消してしまうほど、面倒くさい作り方なんです(笑)。
パッケージを見るなりリュウジさんは、「何、このレシピ!」と厳しいひと言。続けて、「卵1/2個って、残された卵1/2個の気持ち、考えたことある?」「にんじんを下茹でする?誰がやんの!」「豚肉は油で揚げるの?えーーーっ、マジ?」という感じで、文句が次から次へと、とめどなく…(笑)。
確かに、材料の卵1/2個(豚肉に揉み込む用)も、にんじんの下茹でも、豚肉を油で揚げる工程もやっかいですよね。それに、材料も多いし…。「Cook Do®」で、簡単に酢豚を作ろうと思っていた人の心が折れるかも(笑)。
味の素の担当者の方は、リュウジさんの指摘に対し、申し訳なさそうに「46年前のレシピなので…」と、衝撃のひと言(笑)。
46年とは、これまたびっくり。
このひと言に、リュウジさんも思わず笑っていました。
そして文句を言いつつ、「Cook Do®」のレシピ通りに作って試食した、リュウジさん。「酸味もちょうどよくて、甘味もすごく上品で、野菜の味もすごく生きている」と、味に関しては大絶賛でした。
ただ、作り方に対して「ここまで(消費者に)作らせる必要あるかなって…」「令和の時代にあった、もっと簡単においしく作れるレシピを紹介した方がいいんじゃない?」と提案しました。
その提案したレシピが、本日作る酢豚ならぬ「酢鶏」。”簡単に手早く作れる”ことが魅力の、「Cook Do®」のよさをいかしたレシピだそうです。
では、作ってみましょう。
「Cook Do®酢豚」で作ろう!「酢鶏」の材料と作り方
【材料】3~4人分
味の素「Cook Do®酢豚」…1箱
鶏もも肉…300g
玉ねぎ…1/2個(100g)
ピーマン…3個(100g)
片栗粉…大さじ2
油…大さじ2
塩…適量
こしょう…適量
油の指定はなかったので、サラダ油を使用。
※下準備
玉ねぎは皮を剥いて乱切り、ピーマンはヘタを取って乱切り、鶏肉は食べやすい大きさに切ります。ピーマンは、種が付いていてもOKとのこと。
【作り方】
1. 鶏肉に塩とこしょうを振り、片栗粉をまぶします。
2. フライパンに油を引き、鶏肉を揚げ焼きにします。火加減は言っていなかったので、中火にしました。
「Cook Do®」のレシピのように大量の油で揚げるのではなく、わずか大さじ2の油で揚げ焼きにして、肉に香ばしさを出します。油は少なくて済むし、油の片付けもしなくていいし、ありがたい。
3. 片面がこんがりとしたら、ひっくり返します。
鶏肉に火が通ったら、いったん取り出します。今回は4分ほど揚げ焼きにしました。
4. フライパンに残った油で、野菜を炒めます。残った油が多すぎるときは、大さじ1くらいの量になるよう、調整しましょう。
玉ねぎを入れて軽く炒めたら、ピーマンを入れてさらに炒めます。
5. ピーマンに油がまわったら鶏肉を入れ、火を止めます。
「Cook Do®」を加えて再び火にかけ、餡が絡んだら出来上がり。火加減は強めの中火にしました。
ほんのり酸味を感じる、酢豚らしい、いい香り♪
調理時間は10分。材料が少ないので切るのも楽チン。とっても簡単に出来ました。
いい照り具合。おいしそう。
では、いただきます!
おいしっ♪
「Cook Do®酢豚」は初めて食べましたが、こんなにおいしいとは!家庭で作る簡単な酢豚のレシピは、一般的にケチャップベースの餡ですが、やっぱり、それとは違う本格的なおいしさです。
「Cook Do®酢豚」の商品説明に、「黒酢を配合したコクのある酸味と上品な甘味のあるあんが具材にしっかり絡むので、深みのある味わいに仕上がります」と書いてありました。そう言えば、リュウジさんの味の評価も「酸味もちょうどよくて、甘味もすごく上品で、野菜の味もすごくいきている」でしたよね。わたしも同感。
甘味と酸味、旨味のバランスがすばらしい。「Cook Do®酢豚」と具材である野菜と肉の旨味が合わさると、味に深みが生まれ、かつ、「Cook Do®酢豚」が、野菜や肉のおいしさを引き出してくれるようにも感じます。
今回、豚肉ではなく、鶏肉を使いましたが、鶏肉ともよく合います。揚げ焼きして香ばしさとコクを加え、片栗粉をまぶして餡と絡みやすくしているので、酢豚に負けず劣らずの旨味があります。
試食した味の素の担当者の方は、「Cook Do®」のレシピと比べ「少ない油で作れるところがいい。酢豚を敬遠していた方も、これなら作ってくれそうな気がします」と、気に入った様子でした。
「Cook Do®」のレシピ通りに作ると、具材を炒めるフライパン、にんじんを茹でる鍋、豚肉に卵を揉み込むボウル、豚肉を揚げる別のフライパンor鍋といった、たくさんの調理器具が必要に。けれど、リュウジさんのレシピなら、フライパンひとつで済みます。それに油の処理も不要!
リュウジさん考案の「酢鶏」は、「Cook Do®酢豚」の”簡単に本格的な味が楽しめる”というよさを、前面に押し出したレシピ。少ない材料と工程で作れる、おいしい一品でした。作ってみてはいかがでしょう。
配信: あたらしい日日
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