「帰宅恐怖症・帰宅拒否症」とは?
仕事が終わっても家に帰りたくない、同僚と飲むわけでもなく、一人でネットカフェ等で時間をつぶして、家族が寝静まった後でないと家に帰れない、ひいてはカプセルホテルに泊まってそこから出勤する、などとなると、よくある話では片づけられなくなります。
今回は、
帰宅恐怖症の意味
その症状や原因は?
夫が帰宅恐怖症になった場合の対処法
帰宅恐怖症を原因とする離婚にまつわる話
などについて解説します。
1、帰宅恐怖症・帰宅拒否症とは
帰宅恐怖症(帰宅拒否症)とは、その名のとおり、夫が、「家に帰るのが怖い」、「家に帰りたくない」などと、家に帰ることに苦痛を感じるようになることをいいます。
仕事は終わっているのに無駄に残業を引き延ばしたり、会社からまっすぐ家に帰ることなくどこかで時間をつぶしてから家に帰るような軽いものから、帰宅せずにカプセルホテル等に泊まってそこから出勤したり、家出や蒸発に至るような重いものまで、その症状は様々です。
40代の働き盛りの会社員や、一定の社会的地位がある人がなりやすいとも言われています。
2、帰宅恐怖症になりやすい夫の特徴
帰宅恐怖症になりやすい夫の特徴としては、真面目で責任感が強く、どちらかというと温厚、争い事が嫌いで、妻に対して怒鳴ったり、暴力を振るったりしないしないようなタイプがあげられます。
前述のように、帰宅恐怖症は、40代の働き盛りの会社員や、一定の社会的地位がある人がなりやすいと言われています。このような方は会社での責任も重く、仕事上のストレスが大きい傾向にあります。そのストレスを解消するために、ギャンブルや妻以外の異性との関係を求めるような浮気性タイプは帰宅恐怖症になりにくいといえます。
逆に、前記のような特徴をもった、一見「いい夫」が、ため込んだストレスを上手に発散できないまま、家庭内での居場所を失ったり、家庭に安らぎを感じなくなってしまうと、家庭に帰ること自体に恐怖感を覚え、症状が悪化すると、「うつ状態」になって、「帰宅が遅い」が「帰宅しない」ようにまでなってしまうのです。
配信: LEGAL MALL