京都府在住の50代女性・Eさんは20年ほど前のその日、香川に住む親友に会いに行こうとしていた。
ベビーカーにまだ幼い娘を乗せて、電車に乗ろうとしていると……。
<Eさんからのお便り>
20年ほど前、当時ドイツに住んでいた私が一時帰国で京都へ帰って来ていた時のことです。
香川に住んでいる親友に会いに行くため、1歳数か月の娘をベビーカーに乗せて京都駅へ行くと、強風で新幹線が止まっていました。
岡山で特急に乗り換えですが、やっと着いた岡山でも特急が止まっていて、運転再開された列車に乗るのが精一杯でした。
乗るときも、降りる時も男性たちが…
その列車は入り口が車両の前後にあって階段が2段ほどあったかと思います。
その時に近くにいたサラリーマン風の男性がベビーカーを抱えて車両へ上げてくださいました。
また、満員の列車に揺られて、ようやく、友人宅の最寄駅に着いて列車から降りる時には、ドアを出てホームに降りたところで、両サイドに2人の男性が。
私がベビーカーを抱えようとすると、その2人が何も言わずに、ベビーカーを抱えて下ろしてくださいました。
ベビーカーを下ろしてすぐ立ち去られたので、私が来るのをわかっていて待ってくださっていたようです。
ちゃんとお礼を言えたかどうか、ずっと気になっています。
これを読んでくださっていたら、お伝えしたいです。
あの時はとても助かりました。ありがとうございました。
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