ある日突然、旦那が勝手に義両親との同居を決めてしまったら……。
これは、そんな自分勝手な旦那と結婚してしまった友人から聞いたとんでもない話です。
家事をしたくない身勝手な旦那のとんでもない解決策とは!?
結婚1年目、当時私たちは共働きで旦那の会社の社宅に住んでいました。
家事などの家のことは私の方が圧倒的にしていたのですが、それでも家事の分担が面倒くさいと言い出し、さらにはお金にケチな旦那はお金がもったいないからと、義実家に引っ越し同居すると言い出しました。
絶対に同居だけは嫌だと訴えても、全く聞く耳を持ちません。
「親は親、俺たちは俺たちなんだから、家は一緒でも別々に生活すればいいだろ。」と謎の自論を述べ、ろくに話し合いもしないまま、旦那は勝手に実家と話をつけ荷物をまとめはじめてしまったのです。
旦那の会社の社宅なのでひとり残ることも出来ず、仕方なく義実家に引っ越しをしました。
同居してみた結果
当然、同じ家の中で義両親の存在を消せるはずもなく、私は義両親の分の家事をほぼすべて任され、旦那には「孫はまだか? 早く孫の顔を見せるのが親孝行だ。」と毎日お説教。
息の詰まる毎日に、とうとう旦那は真っ直ぐ家に帰ってこなくなり、毎晩遊び歩いて深夜に帰宅するようになりました。
しかも義母に至っては、旦那の帰りが遅いと私に「あんたの管理がなってないからだ」と理不尽に怒り出す始末。
私はもう我慢の限界で、深夜帰宅した旦那に泣いて怒りをぶつけました。
すると、「家に帰ってきたら毎日親がいるし、自由な空間もなくてつらい……。」と旦那がしくしくと泣き出したのです。
自分で無理やりはじめた同居が嫌になり泣き出した旦那を見て、私の涙も怒りも一瞬で引っ込み、呆れて言葉も出てきませんでした。
翌日、荷物をまとめて自分の実家に帰ったのは言うまでもありません。
その後、話し合いの結果、義実家との同居は解消。
現在は義実家から少し離れたマンションに引っ越しました。
旦那に悪気はなかったのかもしれませんが、すっかり懲りたようで、あの日以来自分勝手な発言はだいぶ少なくなりました。
【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年10月】
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:かたひらむぎ
大手マスメディアに勤務し、結婚を機に退職。現在は2児を育てる専業主婦ライター。家族や友人など、波乱万丈な人生を送る人たちに囲まれ、取材対象に。インタビューを行う中で「事実は小説よりも奇なり」を実感。体験者のリアルな思いを読者に届けるべくltnで活動中。