OPPテープのメリット・デメリット
OPPテープのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット |
強度がある
耐久性や耐水性に 優れている 商品のデザインを隠さない 重ねて貼れる |
音が大きい
においがする 手で切りにくい 分別が必要になる |
OPPテープのメリットは「OPPテープは粘着剤によって2種類ある」でお伝えしたように、強度があり、耐久性や耐水性に優れています。
また同じ梱包資材のなかでもクラフトテープのような、上面がつるつるした素材は重ね貼りすると剥がれてしまいますが、OPPテープならしっかりくっつきます。
一方デメリットとしてテープを引き出すときに音やにおいが生じる場合があり、苦手と感じる人もいるでしょう。
ほかにも強度があるので手で切りにくいことや、プラスチック素材でできていることから、分別して捨てなければならない点などが挙げられます。
OPPテープはメリットが多く梱包時に大いに活用できますが、すべてにおいて万能ではないので、デメリットも理解したうえで用途を決めましょう。
OPPテープを使い分けるときのポイント
ここからはOPPテープを使い分けるときのポイントを以下4つ紹介していきます。
・厚さ
・粘着力
・幅
・音
順番に見ていきましょう。
厚さ
厚いOPPテープほど強度が高くなるので、以下を目安に荷物の重さによって使い分けるといいでしょう。
・重たい荷物:78μ程度
・軽い荷物:50μ程度
また厚さが薄いほど安くなるので、コストを抑えるためにもOPPテープの厚さ選びはポイントといえます。
重い荷物に限って78μ程度の厚みのあるOPPテープを使い、そのほかは薄いOPPテープを選ぶことでコスト削減になります。
粘着力
利用シーンに応じて超強力粘着剤(ゴム系粘着剤)とアクリル系粘着剤を使い分け、粘着力の高さを変えると適した梱包をしやすくなります。
たとえば寒冷地での梱包や冷蔵・冷凍品の梱包などは、寒さに強い超強力粘着剤(ゴム系粘着剤)がおすすめです。
一方夏場の梱包や紫外線の当たる場所での梱包は、アクリル系粘着剤を使うといいでしょう。
基本的には超強力粘着剤(ゴム系粘着剤)のほうが粘着力は高いですが、気温や利用シーンも合わせて考慮することが大切です。
幅
梱包するときにOPPテープと段ボールの接着面がある程度なければ剥がれてしまう原因となるので、幅を意識して使いましょう。
梱包資材が小さければ、幅が小さいOPPテープでも十分かもしれません。
しかし梱包資材が大きくなるほど、持ち上げたときにOPPテープが中身の重さに耐えきれず、破れてしまうリスクがあります。
そのため標準的な荷物の発送には幅48~50mmのOPPテープを選び、重い荷物であれば幅60~70mm程度のOPPテープを選ぶといいでしょう。
音
OPPテープは独特の音がするので、苦手な場合は静音タイプを選ぶといいでしょう。
粘着剤が付いていない背面に処理剤が塗布されている場合は音が軽減され、とくにシリコーン系の薬剤を使用している場合はほぼ気にならないといっていいでしょう。
ただし、背面に処理剤が塗布されたOPPテープは上から文字が書けず、油性ペンでも難しいです。
梱包するときに荷物の種類を書きたいときには、静音タイプのOPPテープは使用できないことを知っておきましょう。
配信: コンポスのコラム