肌トラブルを起こさないために、生活習慣は重要なポイントですが、生活が忙しくなる春先は生活習慣が乱れがちな人も多いことでしょう。
日常から対策できることや、生活の中で気を付けるべきことを、「富士見スキンクリニック飯田橋」の小渕先生に解説していただきました
≫ 「肌荒れ」の原因・対処法・受診の目安はご存知ですか?【医師監修】
監修医師:
小渕 英里(富士見スキンクリニック飯田橋 院長)
東京女子医科大学医学部卒業。東京女子医科大学東医療センター(現・東京女子医科大学附属足立医療センター)皮膚科はじめ、都内複数皮膚科・美容皮膚科クリニック勤務を経た2021年、東京都千代田区に「富士見スキンクリニック飯田橋」を開院。人それぞれに異なる悩みや理想に添った診療を心がけている。日本皮膚科学会専門医、日本内科学会認定医。日本美容皮膚科学会、日本臨床皮膚科医会、日本医真菌学会の各会員。
編集部
睡眠の質もお肌と関係があると言われていますが、睡眠は重要なのでしょうか?
小渕先生
重要な観点ですね。とくに「スマホの寝落ち」は睡眠の質を低減させてしまいます。対策としては、寝る時間が近づいたらパソコンやスマホは使わないようにしてください。そして、朝になったら日光を浴びて、体が目覚めるようにしましょう。なお、平日の睡眠不足を補おうとする「お休みの日の寝だめ」は、医学的に意味がありません。毎日コンスタントに、十分かつ規則正しい睡眠を取りましょう。
編集部
食事との関係についてはいかがでしょうか?
小渕先生
バランスのいい食生活が基本になります。ビタミンC、B2、B6などはお肌にいいとされているので、積極的に摂ってみてはいかがでしょうか。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
小渕先生
毎年、春先の肌荒れが起きるようなら、どこかのタイミングで対策を講じておきましょう。ひとたび根本解決がなされれば、繰り返し悩むようなことはなくなると思います。ぜひ、我流で誤った方向へ進むより、専門家の知見を参考にしてください。そのためにも、まずはお近くの医療機関に相談してはいかがでしょうか。
※この記事はMedical DOCにて【春先に知っておきたい肌トラブル対策「花粉が肌荒れの原因になることもある」】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。
配信: Medical DOC
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