この秋冬の絶対的トレンドカラーといえばブラウン。“Brown is newblack”とばかりに茶色がブームです。オトナの女性の大好物、モノトーンはちょっと封印して、この色を攻略してみましょう。マダムにならずにおしゃれに着るための3つのポイントを人気スタイリスト百々千晴さんがレクチャー。
百々千晴に学ぶ、ブラウンの着こなしの極意
40代のブラウンコーデは期せずしてマダム見えしがち。今っぽいスタイルを完成させるには、いくつかポイントをおさえておくといいみたい。百々さんが教えてくれるルールを実践してみて。
ブラウンのアウターを主役にスタイリングする
「服でブラウンを取り入れるなら、まずは着こなしの印象を左右する大きなカギを握るアウターで」と百々さん。その言葉のとおり、海外のファッショニスタたちも、今季はこぞってブラウンのアウターをチョイス。それもオーバーサイズジャケット、ムートンコート、レザーブルゾンなど、こなれた洒落感を出してくれるアイテムが人気。秋冬の必須アイテムでブラウンを取り入れて、コーデを一気に最旬にアップデートしよう!
POINT❶エフォートレスなジャケットはレイヤリングでひとひねり
ジャケット¥86,900(ユニオン ランチ/リトルリーグ インク)、キャミソール¥36,300(デ・プレ)、スカート¥28,600(オニール オブ ダブリン フォー アダム エ ロペ/アダム エ ロペ)、レースレギンス¥6,380(エイチ ビューティー&ユース)、バッグ¥193,600※ショルダーストラップ付き、ローファー¥172,700(共にピエール アルディ/ピエール アルディ 東京)
ジャケットは質感にも注目を。スエードやレザーなど秋冬らしい深みある素材を選ぶとさらに旬度UP! さらに、ブラウンをアカ抜けさせるポイントは“肌感”。キャミソールやレギンスのレースから透ける肌の軽快さが、今季らしさを生んでくれるはず。レイヤードで遊んだ分、足元はグッドガールなローファーで。それでいてトラッドに仕上げないのが、断然今っぽい。
POINT❷モダンボーホーシックにきめたいファーコート
コート¥46,200(クラネ/クラネデザイン)、ニット¥28,600(エクストリーム カシミヤ/エスケーパーズオンライン)、パンツ¥50,600(アーニー パロ/ビオトープ)、ブーツ¥176,000(マーガレット・ハウエル)、サングラス¥81,400(ボッテガ・ヴェネタ/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス)、バッグ¥33,500(トゥティエ)
今季、多く見かけるファーコートは、ブラウンコーデを脱コンサバ化する救世主。ベーシックなニットにキレイなパンツ、オフィスコーデでもいけそうなスタイリングに羽織るからこそ、肩の力が抜けておしゃれに見える。モダンなバランスを追求して。さらに、70年代を感じさせるグラマラスなサングラスでコーデに“攻め”を。パワフルな存在感がスタイルを刷新! また、ファーコートやサングラスにインパクトがある分、ベースのスタイリングはなじみのあるシンプルなアイテムで引き算がコツ。
POINT❸モード指数高めのレザーブルゾンに人気は集中!
ファッショニスタが注目しているのが、モダンなバイカージャケットやムートンジャケットといったレザーブルゾン。キラキラしたドレッシーなスカートやミニドレスなど、相反する女性らしいテイストにざっくり羽織ってミックス&マッチを楽しんで。
少しオーバーシルエットなボリューム感が可愛いフェイクムートンジャケット。¥38,500(ブラック バイ マウジー/バロックジャパンリミテッド)
こっくり深いダークブラウンの色みがシブくて素敵。¥121,000(エイチ ビューティー&ユース)
軽やかなクロップド丈がいい感じのムートンジャケット。¥631,400(ヤコブ コーエン/ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店)
Profile_百々千晴(どど・ちはる)。スタイリストとして雑誌やカタログのディレクションをするにとどまらず、「THE SHISHIKUI」ブランドディレクターとしても活躍。自身のファッションやチャーミングで率直な人柄も人気で、YouTubeチャンネル「DODOTUBE」やInstagram@dodo_chiharuでも多くの支持を受ける。
photograph:KEITA GOTO[W](model), MAYA KAJITA[e7](still), GETTY IMAGES(snap) styling:CHIHARU DODO hair:SHOTARO[SENSE OF HUMOUR] make-up:MASAYO TSUDA[mod’s hair] model: YOUN-A
otona MUSE 2024年12月号より
配信: オトナミューズウェブ
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