食道がんが何歳から発症リスクが高くなるかについてよくある質問
ここまで食道がんの症状やその特徴などを紹介しました。ここでは「食道がんの予防や早期発見」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
食道がんの予防方法について教えてください。
山本 康博(医師)
食道がんの原因としてはまず喫煙や飲酒が指摘されています。喫煙習慣を持たないことや飲酒量を控えることは食道がん予防の基本といえるでしょう。喫煙は周りの家族や友人の受動喫煙にもつながりかねません。食道がん予防には食生活に注意することも重要です。熱い飲食物や辛い食べ物は食道がんの原因になりえます。野菜や果物の摂取は食道がんの予防対策によいとされています。
食道がんの早期発見のポイントを教えてください。
山本 康博(医師)
食道がんは早期の症状が出ないがんとして知られています。食道がんの早期発見には内視鏡検査が有効です。定期的に検診を受けるとよいかもしれません。胸の違和感や痛みおよび咳や声のかすれは食道がんの症状ですが、別の病気だと勘違いしてしまうケースもあります。ほかには嚥下障害や体重減少などは食道がんの症状ですので、身体の異常を見逃さないことが大切だといえるでしょう。
編集部まとめ
食道がんは初期症状の自覚がむずかしいがんです。食道がんの早期発見には内視鏡検査が有効ですので、定期的に身体の検診を受けることが奨励されます。
嚥下障害・胸や背中の違和感や痛み・体重減少・咳や声のかすれは食道がん発症のサインとなります。
食道がんの発症を見逃さないように普段から気を配ることが必要かもしれません。
配信: Medical DOC