7、別居後、子どもと向き合うときに大切にすべきこと
別居後に子どもと向き合うために大切にしなければいけないことがあります。
子どもの心に寄り添った養育を行うようにしてください。
(1)子どもと過ごす時間をできる限り多く持つ
別居したからといって、忙しいことを理由に子どもとの関わりを急に減らさないようにしましょう。
別居したからこそ、子供の不安感を拭う努力が必要です。できる限り一緒にいる時間を増やせる工夫をしてください。
子どもは別居のせいで親が忙しいのだと理解しています。
そのため、無理な我儘は言わないはず。
しかし、それは必死に耐えている証拠です。
自分の子どもは手がかからずにお利口なのだと勘違いしないようにしましょう。
(2)笑顔を心がけ話をしっかりと聞く
別居をしたとしても親が笑顔でいれば子どもの不安や恐怖は和らぎます。
できるだけ幸福感を与えられるように笑顔で接し、子どもの些細な話にも耳を傾けてください。
一緒にいることで親子が笑顔になれたなら安心です。
(3)あなた自身が前向きになる
そしてあなた自身の心のケアもしっかり行う必要があります。
子どものことばかりではあなたが疲れ切ってしまうでしょう。
子どもは敏感に親の心理を読み取ります。
あなた自身が別居や離婚の事実を受け止め、これから子どもと一緒に幸せになるのだと前向きになりましょう。
子どもと一緒に趣味を初めて見てはいかがですか?きっとお互いの力になるはずです。
(4)離婚しても、相手に子どもと会わせる機会を作る
そして、子どもにとって、大事なことは別居した相手との面会です。
離婚したとしても両親は子どもにとってはずっと両親なことを忘れずに。
定期的に面会できる機会を設けてあげましょう。
相手のためにもなりますが、子どものための面会です。
いつでも子どもの利益になるように行動できるようにしましょう。
まとめ
両親の別居は子どもにとっては心に負担が大きくかかることが理解できたことでしょう。
両親の勝手な事情で子どもを犠牲にしてはいけません。
とはいえ、子どものために婚姻生活に耐え続けるのも正しい選択とはいえないでしょう。
どうしても配偶者と一緒にはいられない状態ならば、子どものケアを優先した上で別居や離婚を進めてください。
あなたと子どもの幸せのために勇気を持った決断が必要です。
監修者:萩原 達也弁護士
ベリーベスト法律事務所、代表弁護士の萩原 達也です。
国内最大級の拠点数を誇り、クオリティーの高いリーガルサービスを、日本全国津々浦々にて提供することをモットーにしています。
また、所属する中国、アメリカをはじめとする海外の弁護士資格保有者や、世界各国の有力な専門家とのネットワークを生かしてボーダレスに問題解決を行うことができることも当事務所の大きな特徴です。
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