産後うつと産後クライシスの違いとは?産後離婚の際に後悔しないために知っておくべき7つのポイント

産後うつと産後クライシスの違いとは?産後離婚の際に後悔しないために知っておくべき7つのポイント

3、なぜ産後うつになるのか?その原因とは

産後うつになる原因としては、以下のようなものがあります。

(1)出産後にホルモンバランスが崩れたこと

出産後にホルモンバランスが崩れることが産後うつの原因のひとつです。

女性は妊娠中にエストロゲンとプロゲステロンという女性ホルモンが減少します。

一方でプロラクチンというホルモンが増加するため、ホルモンバランスが崩れるのです。

このホルモンバランスの崩れが、自律神経に影響を与え、産後うつが発症します。

(2)育児によるストレス

赤ちゃんが生まれるとママは1日中付きっきりで世話をします。

家事だけでなく自分の食事の時間も十分にとれないほど忙しくなるものです。

そのため精神的・肉体的な疲労はピークに達します。

育児をしっかりしようといろいろ試してみてもうまくいかず、自分のやり方に自信を失い、さらに不安を感じるようになるのです。

(3)人間関係が狭まくなった

出産後は生活環境が変化して、外出をあまりしなくなります。

赤ちゃんが小さい間は、以前は付き合いのあった人ともなかなか会うことができません。

一人でいる時間が長くなり、悩みや不安を話せる人もいないと孤独感を感じるようになります。

さらに視野も狭くなり、すべて自分一人で抱え込んでしまいがちになるのです。

4、産後うつにはどう対処すればいい?

産後うつは正しい対処をすれば少しずつでも改善されるので、以下のような対策をしてみましょう。

(1)完璧を求めない

産後うつになりやすい人は、頑張りやで真面目な性格で完璧を求めてしまうという特徴があります。

このタイプの人は育児が思い通りにいかないと、落ち込みやすいのです。

子供には成長のスピードはそれぞれ異なるので、育児を完璧にしようとしないようにしましょう。

(2)睡眠時間をしっかりとる

睡眠不足により精神状態が不安定になるため、睡眠時間をしっかりとることで産後うつを予防・改善できます。

育児に追われて、赤ちゃんが寝ている間に家事などをしようとすることがあるかと思いますが、これでは睡眠時間が確保できません。

赤ちゃんが寝ている時は、いっしょに寝るようにしましょう。

夜間は赤ちゃんの夜泣きや授乳で眠れないので、昼間に赤ちゃんといっしょに眠ることが大切です。

(3)育児本にこだわり過ぎない

初めて育児をするママには、育児本は頼りになる存在ですが、子供はそれぞれ個性があり成長のスピードも違います。

育児本と同じようにはいかないようなことはたくさんあるのです。

育児本はあくまでも一般的なことしか書かれていないので、不安になることがある場合は出産した病院へ相談するといいでしょう。

その子に合った適切なアドバイスをしてくれます。

(4)ホルモンバランスを調整する

ホルモンバランスの崩れが産後うつの原因のひとつなので、ホルモンバランスを調整することが大切です。

ゼラニウムなど女性ホルモンを調整する働きのある成分を含むアロマオイルを使うと、心と体の乱れを安定化させることができます。

(5)人と会話する

悩みや不安を一人で抱え込んでしまうことが産後うつの原因の一つなので、人と会話をするようにしましょう。

人と会話するだけで、精神的苦痛は緩和され、心が落ち着いてきます。

夫やママ友などと会話する時間を確保するようにしましょう。

(6)病院で受診する

産後うつは病気なので、自分の力だけでは治すことができない場合があります。

うつ状態が長期間続くようであれば、心療内科か精神科のある病院で診断を受けましょう。

心療内科か精神科にかかるのはちょっという人は、出産した病院に相談してみることをおすすめします。

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