産後うつと産後クライシスの違いとは?産後離婚の際に後悔しないために知っておくべき7つのポイント

産後うつと産後クライシスの違いとは?産後離婚の際に後悔しないために知っておくべき7つのポイント

5、産後クライシスとは?

産後クライシスは出産後2年以内に起こる夫婦の危機のことで、出産前は仲むつまじい夫婦だったのに出産後に急に不仲になる現象です。

最悪な場合には、離婚してしまうこともあります。

(1)産後うつとはどう違うのか

産後うつは出産した母親がかかるうつ病の一種であり、産後クライシスは出産後に夫婦関係が危機的状況になる現象のことです。

産後クライシスはすぐに改善する場合もあれば、10年以上長期化する場合もあります。

長期化して熟年離婚の原因になることもるのです。

(2)具体的にはどういう状態なのか

産後クライシスは個人差がありますが、以前よりも感情の起伏が激しくなるというのが一般的特徴です。

また、夫に対する嫌悪感、無気力などの症状が出ることもあります。

以前は、夫婦仲が良かったのに産後に急激に不仲になり、夫に対して敵対心を持つのも特徴です。

6、なぜ産後クライシスになるのか?その原因とは

産後クライシスになる原因には、以下のようなものがあります。

(1)ホルモンバランスの大きな変化

出産後に、ホルモンバランスに大きな変化が起こり、情緒不安定になります。

そのため、女性は急に泣いたり、怒ったりして、精神状態が不安定になるのです。

また出産後にはホルモンの働きにより母性本能が強くなり、子供を守らなければという気持ちが強くなります。

その結果、夫に対して敵対心を持ったり、嫌悪したりすることがあるのです。

(2)子供中心のライフスタイルへの変化

出産後は子供中心のライフスタイルへ変化するので、今までのように自由なことができなくなります。

自由な時間が少なくなるので、ストレスから神経質になることがあります。

家事だけなく育児もしなければならないので、夫に助けてほしいと思うことも増えるはずです。

そんな時に夫がのんびりくつろいでいると、ついイライラしてしまいます。

(3)育児疲れ

育児は想像以上に大変です。

子供が小さければ、夜もゆっくりと睡眠をとることはできません。

睡眠不足になると精神的な落ち着きがなくなり、以前ならなんとも思わないことでも許せなくなることがあります。

育児疲れが原因となって、夫に対して不満を持つようになることがあるのです。

(4)夫婦生活が少なくなった

育児で忙しくなると、夫婦生活も少なくなっていくものです。

夫のホルモンバランスが崩れて性欲が減退するということは、まずありません。

妻は育児で疲れて「相手にする余裕がない」「そんな気分になれない」と言うことが多くなります。

夫婦の間のスキンシップが少なくなると、大きな溝ができてくるのです。

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