かかりつけ医だと思っていたのに… 患者と医師のすれ違いに、共感の声が続出

かかりつけ医だと思っていたのに… 患者と医師のすれ違いに、共感の声が続出

あなたは、急な高熱や、原因不明の体調不良になった時にどうしますか。

信頼できる医療機関や医師である『かかりつけ医』を決めておくと、いざという時に相談したり、頼ったりすることができるでしょう。

『かかりつけ医』だと思っていたのに…

2024年11月18日、@Mont_Blanc328さんの投稿が、X上で議論を呼びました。

ある日、診察のために病院に訪れた、投稿者さん。

しかし、その場で判断しかねる症状があったようで、医師に「かかりつけ医に相談してみてください」といわれたそうですが…。

「かかりつけ医に相談してみてください」って医師にいわれたんだけど、俺からしたらあなたがかかりつけ医なのだが。

片思いをしてたってこと?

※写真はイメージ

投稿者さんが、その病院に行くのは初めてではありませんでした。

むしろ何度か通っていて、医師のことを信頼していたので、投稿者さんはかかりつけ医と思っていたのです。

このような場面に遭遇したことがある人は多くいるようで、投稿には26万件もの『いいね』が付き、さまざまな意見が上がっていました。

・昔、かかりつけ医だと思っていた病院に「かかりつけじゃないので無理です」っていわれた時は、すごい笑った。思い込みの激しい患者みたいじゃん…。

・「今は、かかりつけの患者さんしか受け付けていないです」といわれた時は、「元気で病院に行っていないだけで、ここがかかりつけ医です!」って電話で伝えました。

・逆に、患者から「かかりつけ医に聞いてみます」といわれて、医師が「そうか…自分がかかりつけ医じゃなかったんだ」と思うこともあるらしいです。

患者が「長年お世話になっている」と思っていても、医師が「自分は、この患者のかかりつけ医だ」と認識しているとは限りません。

逆に、医師が「この患者はずっと通院しているから、かかりつけ医は自分だ」と思っていたけれども、患者がほかの病院をかかりつけ医にしていたという場合もあるそうです。

このすれ違いは、なぜ生まれてしまうのでしょうか。

『かかりつけ医』の定義

日本医師会のホームページには、かかりつけ医について、このように明記されています。

「かかりつけ医」は患者さんの自由な意思によって選択されます。どの医師が「かかりつけ医」かは、患者さんによってさまざまです。患者さんにもっともふさわしい医師が誰かを、数値化して測定することはできません。だからこそ、わたしたち医師は、心をこめてひとりひとりの患者さんに寄り添います。そうして患者さんに信頼された医師が、「かかりつけ医」になるのです。

日本医師会 ーより引用

かかりつけ医とは、患者が医師を表現する時に使われる言葉。

日本医師会の言葉にもあるように、通院年数や回数などの数値にとらわれず、患者の意思で決められます。

患者が医師に対してかかりつけ医だと思えば、その医師はかかりつけ医になるのです。

一方、医師は、自分が誰にとってのかかりつけ医であるかを、絶対に知っていなければならないという決まりはありません。

しかし、患者から医師に伝えておけば、円滑に診療を進められる可能性は高くなるでしょう。

医師から「かかりつけ医に相談してみてください」といわれた時は、落ち込むのではなく、むしろチャンス。

自分から「かかりつけ医だと思っています」と伝えられれば、医師と患者としてよりよい関係性が築けるかもしれませんよ!

[文・構成/grape編集部]

出典 @Mont_Blanc328日本医師会

関連記事:

grape [グレイプ]
grape [グレイプ]
毎日立ち寄るコンビニ、通勤で使う駅、何気なく通り過ぎた街並…。 日常で見落としがちな出来事や話題のニュースを、grape 独自の視点で切り取り、お届けしています。 「みんなはどう思っているの?」「なるほど!ほんとそれ」「ハッとした」 人の『優しさ』にフォーカスしたgrape のコンテンツで、毎日のほんの『5分間』をより充実したものにしませんか。
毎日立ち寄るコンビニ、通勤で使う駅、何気なく通り過ぎた街並…。 日常で見落としがちな出来事や話題のニュースを、grape 独自の視点で切り取り、お届けしています。 「みんなはどう思っているの?」「なるほど!ほんとそれ」「ハッとした」 人の『優しさ』にフォーカスしたgrape のコンテンツで、毎日のほんの『5分間』をより充実したものにしませんか。