こじはること小嶋陽菜さんが自身ラスト“かもしれない”と語る写真集が絶賛発売中。 前作の『どうする?』から約10年、スペイン・バルセロナで全カット撮り下ろした最新の写真集『かもしれない』では、うるわしき小嶋社長のマシュマロボディの数々が。 実はこの写真集、オトナミューズ編集部が作っておりまして。そこでここでは、担当編集が写真集のなかから特にオススメのカットを厳選、撮影時のエピソードとともに公開します。
まずはこちらから。
小嶋さんのスキントーンは青みがかった白なので、とにかく黒が抜群に似合う。この黒のボディスーツとガターベルト風ストッキングのスタイリングは鉄板中の鉄板! ってことで記念すべきファーストカットに採用。
どの衣装から撮影をスタートするのか、これ実はかなり重要な問題でして。1カットめがバシっと決まると、被写体とスタッフの士気もぐっと上がり、その後の撮影も非常にスムーズに。が、逆にここでハマると試行錯誤の沼にどっぷりなんてことも……。今回はご覧のとおり、「これぞ小嶋陽菜!」な最高の画が撮れたので(この衣装は結局表紙にも扉にも採用)、勢いと調子に乗ったクルーは初日から10着以上、深夜まで撮影を続けましたとさ。
1枚目で小嶋さんには黒が似合う、って書きましたが、赤も似合うんですよね。かつてTV番組「有吉AKB共和国」(TBS系にて2010年~16年まで放送されていたバラエティ)の衣装もそういえば真っ赤なドレスでしたよね(おぼえてる?)。今回の写真集でもこちらの写真のランジェリーに加え、ミニドレスや水着など赤い衣装を何点かセレクトしました。
撮影場所はバルセロナ市内にある、古いアパートをリノベしたスタジオ。重厚なデスクが置かれたこの写真の部屋はなんだか「社長室」っぽい雰囲気が漂っていたため、急遽黒フレームの眼鏡を小嶋さんにかけてもらって、お仕事風のカットを撮ってみました(なぜランジェリーなのかは聞かないで欲しい)。完全に筆者の趣味です。
衣装の布面積が小さいことでも話題の(?)写真集『かもしれない』。こちらはちゃんと服を着ていますよ……と思いきや、おしり出てますよね。でもこれ、筆者の希望でも指示でもありません。気がついたらおしり出てました。誰の仕業でこうなったんだろう。ご本人の穿き忘れではないと思うので、おそらくスタイリストのSHOCOさんですかね。
SHOCOさん、ちょっとどうかしている衣装を集めさせたら当代一です。本作『かもしれない』では、フェティッシュなランジェリーやビキニから、アイドル時代を彷彿させる可愛らしいドレスまで、ふり幅の広い衣装約30点を用意してくれました。せっかくファッション誌の編集部が作るのだから、衣装の面でもぜひ楽しんでいただきたい、という我々の想いが読者の皆さまに伝われば幸いです。
こちらは女子人気の特に高い1枚。撮影現場では女性スタッフが「カワイイ♥」と大いに盛り上がり、できあがった写真集を見た方からも「このページが好き♥」と言っていただくことが本当に多いです。赤いミニドレスに赤リップ、そしてマシュマロボディ。きゅんきゅんする要素が詰まりまくってますよね。
そして、小嶋さんが手に持っている洋梨も地味に可愛くないですか? 小嶋さんはこの梨を「塩顔男子」と呼んで愛でていました。ちなみに顔描いたのは筆者です。
ラストは写真集の王道、海とビキニ! ここはバルセロナ市街地からほど近い「ボガテル」という名のビーチなのですが、この日はとにかく人が多くて! 去り行く夏を惜しむかのように、9月だというのに水着を着た老若男女でびっしり。日が落ちる19時くらいまで待てば空いてくるかしら……と期待してみたものの一向に人が減る気配もないので、たくさんの人が注目するなか撮影を強行。嫌な顔ひとつせず頑張ってくれた小嶋さん、本当にありがとうございました。
(おまけ)
帰国して写真のセレクトをする際、大変驚いたのですが、あんなに人・人・人・だったビーチが、「誰もいない静かな海」状態に映っていて。さすが中村和孝プロ! どこをどう切り取ったらこんな風に撮れるんだろう。
photo:KAZUTAKA NAKAMURA
styling:SHOCO hair & make-up:NAYA
coordinate:REINA NAKAMURA[NOVAJIKA]
model:HARUNA KOJIMA
配信: オトナミューズウェブ
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