福岡県在住の20代女性・Mさんが「ありがとう」と伝えたいのは、妊娠中に助けてくれた見知らぬ中年男性だ。
その日、彼女は交差点で自転車と衝突して出血。そこに通りかかったのが、その人だった。
<Mさんからのお便り>
4年ほど前、妊娠中に歩いていたら、自転車に乗っている若いスーツの男性とぶつかってしまいました。
その人はとても急いでいるらしく、「フラフラ歩くな、どこ見て歩いてるんだ」ととても怒った様子。
私自身はいつも以上に注意して歩いていたつもりだったのですが、運悪くその交差点は植木が大きく、見えにくい状況でした。
生ぬるい感触がして…
下半身から生ぬるい感触があり、ふと見ると出血していました。
そこで相手は私が妊婦だと気づいたようで、慌てたように自転車を立て直し、どこかに逃げていきました。
すると、白い乗用車が止まり、中年男性が顔を出しました。
「待っていて」
男性はそれだけ言うと、またどこかに走っていったのですが、私はパニックで頭が真っ白。
しかしそこへ、救急車が来たのです。
病院で、その中年男性が通報してくれたこと、そして自転車の人を捕まえてくださったことを知りました。
その後会うことも無く、警察の方に聞いてもお名前も伺えませんでした。
その方に伝えたいことがあります。
あの時はありがとうございました。
お腹にいた子は無事にうまれ、とても元気です
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない……。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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