【おうちで海外グルメ】キャンプの定番を大胆アレンジ! 「スモアクッキー」


スモアクッキー / (C)ハングリーハスキー

食と文化を発信しているハングリーハスキーさんをご存知ですか?
日本人の父とスイス人の母のもとに生まれ、アメリカとイギリスで育ったという彼は、色々な世界中のレシピに挑戦しているんだそう。

そんなハングリーハスキーさんが家族から受け継いだものや、様々な国で学んだ料理など、各国の料理をご紹介。おうちにいながら楽しめる、世界のレシピをぜひお試しあれ!

S’more Cookies
スモアクッキー(アメリカ)

スモアはキャンプやガールスカウトの代名詞ともいえる、マシュマロを串に刺してキャンプファイヤーで溶かし、グラハムクラッカー2枚とチョコレートバーではさむ、アメリカの伝統的なお菓子です。

スモアのレシピは、1920年代のガールスカウトのガイドブックにまでのっています。今も、キャンプをすると定番のおやつです!

スモアの名は「Some more」に由来していて、「もっと食べたくなる!」という意味。アメリカの最も象徴的なスイーツ2つ、「クッキー」と「スモア」の組み合わせは、SNSで話題になりましたが、これが僕のバージョンのスモアクッキーです。


キャンプをすると定番のおやつ! / (C)ハングリーハスキー
◆材料(直径約10cmのクッキー約6枚分)
バター……150g
ビターチョコレート(カカオ60~70%)……110g
三温糖……120g
グラニュー糖……90g
卵(室温に戻す)……1個
バニラエッセンス……小さじ1
A
・薄力粉……280g
・重曹(食用)……小さじ1/2
・塩……小さじ1/2
全粒粉ビスケット(またはグラハムクラッカー)……6枚(約6.5×4.5cm)
マシュマロ……大6個

◆作り方
1 鍋にバターを入れて火にかけて溶かす。茶色くなるまで混ぜながら加熱したら、ボウルに取り出し、粗熱を取る。チョコレートは溝に沿って6ピース分を取り分け、残りは包丁で細かく砕く。

2 大きなボウルに三温糖とグラニュー糖を入れて混ぜ合わせる。1のバターを加えて泡立て器で混ぜ合わせる。卵とバニラエッセンスを加えて色が薄くなるまでよく混ぜる。

POINT
三温糖が固まっている場合は、ざるでふるい入れ、塊はゴムベラですりつぶしながら入れる。

3 Aを合わせて2に数回に分けてふるい入れ、そのつどゴムベラで粉気がなくなるまでさっくりと混ぜる。細かく砕いたほうのチョコレートを加えて混ぜ合わせる。

4 クッキングシートを敷いた天板に全粒粉ビスケットを隙間をあけて並べ(ひとつの天板に3枚くらいが目安)、その上にピースに分けたチョコレート、マシュマロの順にのせる。3の生地を6等分にして丸めてから平らにし、マシュマロを覆いながら全体が隠れるように包む。冷蔵庫で45~50分冷やす。オーブンは170度に予熱する。

5 オーブンの中段で19~21分焼く。天板にのせたまま冷ます。

POINT
オーブンから取り出したクッキーはまだやわらかくて生焼けのように見えるかもしれませんが、心配しないでください。冷めるまで天板においておけば天板の余熱でしっかり焼けます。

レシピを参考にするときは

・大さじ1は15mL、小さじ1は5mL です。少々は親指と人さし指の2本の指でつまんだ量、ひとつまみは親指と人さし指と中指の3本の指でつまんだ量が目安ですが、個人差があるので味を見ながら調節してください。
・ 火加減は特に記載のない場合は中火で調理してください。
・ オーブンの温度と時間は、電気オーブンを基本にしています。機種によって焼き具合に差があるので、レシピの温度と時間を参考に、様子を見て調整してください。また、ご家庭のオーブンが2段の場合、上段をご使用ください。
・ バターは食塩不使用のものを使用しています。
・ 炒め油やバター、トッピングや添えたものなどは材料の中に入っていないものもあります。レシピに表記されている分量を参考にしてください。
・ 海外のごはんのため、1 人分の分量が通常よりやや多い場合もあります。

【著者プロフィール】


著者・ハングリーハスキーさん / (C)ハングリーハスキー
ハングリーハスキー
アメリカとイギリス育ち。父が日本人で、母がスイス人。現在、日本在住。幼い頃からの料理への興味や、いろいろな国に住んで食べ歩いた経験から、料理へのパッションが芽生えた。常に世界中のさまざまなレシピに挑戦し、日本の材料で作れる美味しい海外レシピと料理英語など、食と文化を発信している。SNS総フォロワー数60万人(2024年11月現在)。ハングリーハスキーの名は、ハスキー犬に似ていて食べることが大好きだから「お腹をすかせたハスキー」ということで、妻に名付けられた。

※本記事はハングリーハスキー著の書籍『おうちで海外ごはん&お菓子BOOK 世界15か国のとっておきの92レシピ』から一部抜粋・編集しました。

著=ハングリーハスキー/『おうちで海外ごはん&お菓子BOOK 世界15か国のとっておきの92レシピ』

関連記事: