赤パプリカは抗酸化成分が豊富
パプリカはトウガラシやピーマンと同じナス科の唐辛子属。トウガラシといえば辛味、ピーマンといえば苦味ですが、パプリカは甘味の強さが特徴です。
肉厚のパプリカは、豊富なカラーで食卓を彩ってくれます。カラーバリエーションには、赤・黄・オレンジ・茶・緑などがあり、色の違いにより栄養成分量なども微妙に異なるそうです。
中でも、赤いパプリカが含む抗酸化成分「キサントフィル」(パプリカキサントフィル)は、アンチエイジングに効果的といわれています。他の緑黄色野菜にも含まれている成分ですが、赤パプリカの含有量はトマトの約100倍とも。
さらに、どの色のパプリカも「ビタミンC」と「ビタミンE」、「ビタミンA(βカロテン)」といった抗酸化ビタミンを含んでいます。抗酸化ビタミンには老化の原因でもある活性酸素の働きを妨げ、細胞の老化を抑える働きが。また、コラーゲン生成を助けるビタミンCと血行を促進するビタミンEを一緒に摂ることで、抗酸化力がより高まるそうです。
抗酸化成分がたっぷり含まれるパプリカ。美肌や健康な体の維持、アンチエイジングには欠かせない野菜ですね。
おいしいパプリカの見分け方とオススメレシピ
スーパーなどの店頭では、かごや箱に入った状態で並んでいることが多いパプリカ。選ぶ際は以下の4点をポイントにして、おいしいパプリカをゲットしましょう。
おいしいパプリカの見分け方
1. 水分をたっぷり含んで、ずっしり重みのあるもの
2. 全体的に色ムラがなく、鮮やかな色のもの
3. 皮にシワがなく、ハリがあるもの
4. ヘタの部分が鮮やかな緑色で、ピンとしたキレイな六角形のもの
オススメのレシピは「パプリカのマリネ」。疲労回復が期待できるクエン酸がお酢の中に入っているので、暑くなり始めたこの季節は夏バテにも効果的です。
また、油と一緒に摂ることでビタミンAやビタミンEが、より体に吸収されやすくなります。手軽に作れて常備菜として保存もきくマリネはオススメです。
サラダや炒め物、煮込み料理など幅広く使えるパプリカ。この夏は積極的に食べて、おいしくアンチエイジングしてみてはいかかがでしょうか。