サントリー食品インターナショナル株式会社は11月26日、5月28日にリニューアル発売した「サントリー天然水」1Lペットボトルが、6月から10月の販売数量で前年比150%を達成したと発表した。新容器のスリム化により、持ち運びやすさや直飲みのしやすさが向上し、多様な世代の消費者から支持を得たことが要因としている。ミネラルウォーター市場の2024年6月~10月の販売数量の実績は前年同期比105%のため、「サントリー天然水」1Lペットボトルが大きく伸びていることがわかる。
持ち運びしやすいため、子どもの送迎時や学校での水分補給に
近年、気候変動や健康志向の高まりにより、一人当たりの飲用量が増加している。これに伴い、無糖茶やミネラルウォーター、スポーツドリンクなどを含む1Lサイズ市場は拡大傾向にあり、過去3年間で1.7倍(※)に成長している。特にミネラルウォーターは、健康的なイメージや常温でも味の変化を感じにくい点から選ばれており、備蓄需要も相まって同期間で2.2倍(※)に伸長している。1Lサイズのニーズが今後も高まり、各社が一層注力すれば売り場に1Lサイズのコーナーができ、より拡大する可能性もありそうだ。
※一部チャネルにおける2020年~2023年の3年間の販売数量(サントリー食品推計)
「サントリー天然水」1Lペットボトルのリニューアルは、従来の家庭向け中容量サイズから、一人で多くの水を飲みたい消費者向けの“パーソナル大容量”という新たなコンセプトに基づいている。片手で持ちやすく、リュックのサイドポケットにも収まりやすいスリムな形状が特徴で、オフィスでの水分補給や子どもの学校での持参用、ジムやサウナでの利用など、さまざまなシーンで活用されている。
ジム・サウナでの水分補給にも
サントリー食品は、今後も「サントリー天然水」シリーズのマーケティング活動に注力し、2024年はブランド全体で過去最高実績となる1億3,950万ケース(前年比101%)を目指すとしている。
配信: 食品産業新聞社ニュースWEB