毎年のことながら、足早に過ぎ去る鮎釣りシーズンの終わりに、寂しさを感じている今日この頃・・・。でも、今年も釣りきった!シーズン最終となる記事は、短く、熱い夏を走り抜けた回想編!魚だけでなく、釣り人との出会いもたくさんあった2024年の感動、そして発見をまとめていく!
【開幕】〝日本一早い解禁〟を迎える埼玉県荒川から!
4月29日(月)に開幕の荒川からシーズン開始
2024年鮎シーズンの開幕は、毎年恒例ともなっている〝日本一早い解禁〟を迎える埼玉県荒川にて!半年ぶりに通すハナカン、水面を煌めかせる鮎のアタリ、これらは何度味わってもドキドキが止まらない、たまらない瞬間である。
年々、夏の猛威は増す一方だが、今年のゴールデンウィークも夏日が連発。荒川では放流鮎たちが安定せず難しい釣りを強いられた。しかしこの状況を前に、色々と考えながら釣りを楽しむことができたおかげで、非常に有意義な開幕戦となった。さらに、このタイミングで大会にも参戦。初戦はまさに〝日本一早い鮎釣り大会〟。久しぶりの大会は思うような結果が残せなかったが、改めて「あの緊張感」の虜となったのである。
6月は解禁祭りじゃ!1日(土)は人気河川・葛野川へ
6月に入ると、いよいよ多くの河川が解禁を迎える。この頃、渇水と豪雨と言う強烈な天候の変化に翻弄された。毎週「どこの川なら竿が出せるのだろう?」と予測しながら、ある意味〝賭け〟の釣行が続いた。
鮎釣り師が心待ちにする6月1日!今年は週末と重なり、多くの河川が賑わいを見せていた。増水のスタートとなった山梨県葛野川での釣行は今年初の震える寒さのスタートとなった。しかし鮎釣り師たちのやる気は凄い!夜明けと共に並ぶ鮎竿は圧巻である。これぞ桂川水系。釣果も裏切ることなく、怒涛の入れ掛かりを楽しむことができ「いよいよシーズン本番だな~!」と感じられた瞬間でもあった。
大会にも参戦した栃木県の黒川
シーズンも本番を迎え、訪れたのは初釣行となる鹿沼黒川。今年第1回目となる「一魚一会CUP」へ参加し表彰台に乗れた嬉しい思い出の地となった。地元の河川を盛り上げていこう!と言う地元の方々のパワーを感じるこの川はぜひ来シーズンも訪れたいものである。
来シーズンも要チェック!な河川・山梨県道志川
6月中ばには再び怒涛の入れ掛かりを味わうことが!それは山梨県道志川の解禁であった。ポイントは貸切状態でひたすら鮎と向き合う時間に夢中になった。今年の道志川は鮎がベストタイミングで放流され、成長が早く解禁から良型鮎の姿を多く見ることができた。これは来シーズンも要チェックの河川となるだろう。
開幕シーズンの詳細記事はこちらをクリック↓↓↓
【盛期】 日本海側はウワサ以上の鮎の遡上量!新潟県能生川へ
解禁から2ヶ月が経ちいよいよシーズンも盛期へ。この頃「今シーズンはどうやら日本海側の遡上が凄いぞ!」との噂が飛び交っていたため、情報を集め遠征に備えた。しかし、7月も天候は不安定。思った場所への釣行が叶わぬ日が続く中、一棲の望みをかけて釣行したのは新潟県能生川だ。地元の方との親交により叶った初河川での釣行。そこでは噂を超える多くの鮎たちの姿を目にすることができ、今年の日本海側河川の凄みを感じる釣行となった。
サイズ・数共に申し分無し!さらに鮎の味は美味。漁協の方からも「記事読みました!」と嬉しい連絡も頂いた。今回釣行した能生川では来秋、サーモンフィッシング(有効利用調査)も始める予定との事で益々楽しみな河川となるだろう。
配信: 釣りビジョンマガジン