キリンビールは11月27日に、2025年4月1日納品分からビール類・RTD・その他樽詰商品・ノンアルコール飲料の一部商品の生産者価格を改定すると発表した。対象商品は計216品目。同社のビール類・RTD商品の約5割を占める。
生産者価格改定幅は、ビール類・RTDカテゴリーで5~12%程度の値上げとなる。値上げは、ビール類は2023年10月1日以来、1年6カ月ぶり。RTDは2022年10月1日以来、2年6カ月ぶり。
「これまでも事業活動全体でコスト削減や生産性向上など、様々な取り組みを行ってきたが、近年のアルミ・段ボールなどの資材を含む原材料価格や輸送にかかる物流費などのコスト上昇が継続している。こうした状況は今後も継続することが想定されており、企業努力だけでは各種コストの上昇分を吸収することは困難な状況となってきたため、今回、一部商品の生産者価格を改定する」(同社)。
なお、ビール4社では、アサヒビールが10月22日に、サントリーが11月7日に、2025年4月1日からの値上げを発表している。
〈酒類飲料日報2024年11月28日付〉
配信: 食品産業新聞社ニュースWEB