3、同窓会をきっかけとする不倫を未然に防ぐ方法は?
それでは、パートナーが同窓会に行こうとしているとき、未然に防ぐ方法はないのでしょうか?
以下で、いくつか考えられる方法をご紹介します。
(1)不倫をしないよう、釘を刺す
まずは、パートナーが同窓会に行く前に、浮気をしてはいけないと釘を刺しておきましょう。
たとえば、社内やサークルなどの不倫の場合、一度釘を刺されても、何度も会っているうちに流されてしまったり心が揺らいでしまったりすることがあります。
これに対し、同窓会では、そのときに一度顔を合わせるだけですから、その日に「浮気してはいけない」という意識を植え付けておけば、不倫に走られる可能性がかなり低くなります。
あまり深刻そうに言うと、相手も不快に思ったり「疑われているのか?」などと感じたりすることもあるので、軽い感じで「浮気しないでね」などと言っておくのが良いです。
冗談交じりで「もし浮気したら離婚だからね」「浮気したら、もう全部終わりだよ」などと言っておきましょう。
(2)不倫のデメリットをさりげなく伝える
パートナーが同窓会に行くときには、不倫のデメリットをさりげなく伝えておくのも効果的です。
人は、何となく「不倫はしない方がいい」と思っていても、実際に不倫をしたらどのような問題が発生するのか、はっきりと意識していないことが多いです。
そこで、不倫したらどんな不利益があるのか、事前に意識として植え付けておきましょう。
離婚になるとか、慰謝料請求されるという一般的なデメリットもありますが、同窓会不倫には特有のリスクがあるので、しっかり理解させることが大切です。たとえば、以下のようなリスクがあります。
①同級生にバレて、噂になる
同窓会で浮気すると、どこからか、同窓生の間で噂になるものです。
そうなってしまったら、格好のゴシップの的です。
小さい学校ならば、学年全員に知られてしまうこともあるでしょう。
親にも知られるかもしれません。おもしろ半分で揶揄されることもあります。
②同窓会に呼んでもらえなくなる
同窓会をきっかけに不倫をしたら、何らかのトラブルが起こることは、ほとんど確実です。
離婚話や慰謝料問題など、すったもんだしてしまったら、そのような人を、次に同窓会に呼びたいと思うでしょうか?
多くのケースでは、二度と同窓会に呼ばれなくなってしまいます。
小さな町などの場合には、噂になると、他の学校の同窓会からも仲間はずれになってしまいます。
たとえば、中学校の同窓会で不倫したら、小学校や高校の同窓会からも外されてしまうことがあります。
せっかくの機会を、ただの一度の不倫で失ってしまうのは、寂しいことです。
③地元にいづらくなる
特に、小さなコミュニティで、地元から出ていない人が同窓会で不倫すると、地元での評判が落ちるというのも大きなデメリットの1つでしょう。
すでにお話ししたように、同級生との不倫や浮気は周りの同級生にバレてしまいます。
当然のことながら、同級生にバレるということは、地元にうわさが広がるということです。
近所の人から白い目で見られる可能性は高いでしょう。
上記のようなデメリットを、「実は、友人からこんな話を聞いた」などと言って、さりげなく相手に伝えることが効果的です。
4、同窓会での不倫が疑われる場合の対処法
ここまでしても、パートナーが同窓会で不倫している疑いがある場合、どのようにしたら良いのでしょうか?選択肢としては、いくつかあります。
まずは、不倫をやめさせて、元通りの生活に戻ることです。
しっかりと不倫の証拠を集めた上で、相手を問い詰めましょう。
そして、不倫相手と別れるように言います。
「不倫を辞めないなら慰謝料請求や離婚も考えているけれど、別れたら、今回だけは許してあげる」などといって、不倫をやめさせる方向に持っていきましょう。
2つ目は、本当に慰謝料請求する方法です。
不倫をやめるように言っても聞かない場合や相手が悪質な場合などには、きっちり慰謝料請求をして、毅然とした態度を示しましょう。
慰謝料請求をされたら、通常は相手の女性(男性)も離れていくので、浮気問題を解決することができます。
3つ目は、本当に離婚してしまう方法です。
不貞(不倫、浮気)は法律上の離婚原因となりますから、パートナーが不倫しているならば、離婚請求することができます。
ただ、離婚を請求するためには、パートナーと浮気相手が「肉体関係」をもっているという確実な証拠が必要です。
また、離婚することのリスクや影響についてもしっかりと考えた上で行動した方が良いです。
「同窓会で一度だけ浮気してしまい、今はしっかり反省している」というケースでは、離婚まで考える必要はないでしょう。
配信: LEGAL MALL