5、不倫の写真を見つけても夫婦関係を修復する方法
次に、配偶者の不倫を確信しても離婚せず、夫婦関係を修復する方法をご紹介します。
(1)不倫に気づいていることを伝えるべきか?
あなたが、配偶者の対応がどのようなものであろうとも夫婦関係を修復するという決意を固めているのであれば、不倫に気づいていることを伝えないまま修復を図るのもよいでしょう。
しかし、基本的には夫婦で話し合う前提として不倫のことを指摘した方がよいと考えられます。
不倫を指摘しないままでは不倫をやめてもらうことは難しいですし、相手は秘密を抱えたまま話し合うことになりますので、本音の話し合いも難しくなるからです。
ケースバイケースではありますが、不倫に気づいていることをはっきりと伝えて、相手としてはどうしたいのかを尋ねた方がよいでしょう。
その答えが夫婦の「現状」であり、今後の夫婦関係をどうしていくのかを話し合う出発点となります。
(2)不倫を指摘して修復するには
不倫を指摘した上で配偶者と話し合うときには、決して感情的にならないことが重要です。
悪いのは不倫をした配偶者の方ですが、一方的に責め立てても修復にはつながらないものです。
まずは、なぜ不倫したのかを尋ね、相手の言い分を聞いてみましょう。
それから、不倫をされてどのようにつらかったのか、これから夫婦関係をどのようにしていきたいのかといったことを伝えることです。
また、自分にも至らないところがあれば改善する努力も大切です。
今まで相手の話を十分に聞いていなかった
感謝していても言葉で伝えていなかった
家事に手抜かりがあった
家の中でだらしない格好をしていた
等々、何かしら改善すべきことがあると思います。
そして、焦らずに夫婦のコミュニケーションを徐々に増やしていき、良好な関係を復活させていきましょう。
(3)不倫を指摘しないで修復するには
不倫を指摘しない場合も夫婦で話し合いをすることは大切ですが、指摘する場合よりも話し合いの内容が間接的なものにとどまらざるを得ません。
そのため、配偶者に不倫をやめさせるというよりも、不倫相手の方に傾いた配偶者の気持ちをこちらに引き戻すための努力が必要となってきます。
その方法は、上記と同様に自分の至らなかった点を改善するとともに、愛情表現を増やしていくことなどが考えられます。
ただし、不倫を見て見ぬふりをしながら配偶者のご機嫌を取ったために、相手が不倫にますますのめり込むおそれもあるので、さじ加減は難しいところです。
しかし、あなたの深い愛情が配偶者に通じたときには、夫婦の絆が非常に深まることも期待できます。
気の長い努力が必要となるかもしれませんが、諦めずに努力を続けることがポイントとなるでしょう。
6、配偶者の不倫写真を見つけたら弁護士に相談を
配偶者の不倫写真を見つけても、気が動転して、
離婚すべきかどうか
慰謝料請求した方がよいのかどうか
も考えられないという人もいるのではないでしょうか。
困ったきは、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に詳しい事情とご自身の気持ちを伝えれば、状況に応じて最善の解決策を一緒に考えてくれるはずです。
離婚や慰謝料を請求するなら、弁護士にすべての手続きを任せることも可能です。
夫婦関係の修復を望む場合もさまざまなアドバイスが受けられますし、夫婦カウンセラーを紹介してもらえたり、円満調停の申し立てなど具体的な解決策を提案してもらうこともできます。
一人で抱え込まず、弁護士の力を借りて最善の道を探るようにしましょう。
配信: LEGAL MALL