ビタミンAを過剰摂取するとどうなる?Medical DOC監修管理栄養士がビタミンAを過剰摂取すると現れる症状・妊婦中に過剰摂取すると現れる症状・多く含む食品・効率的な摂取方法などを解説します。
≫「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」の初期症状・予防法はご存知ですか?医師が監修!
監修管理栄養士:
西澤 奈純(管理栄養士)
経歴
2017年至学館大学卒業 学生時代もスポーツ栄養の研究室でアスリートへの食事提供、実業団チームへの栄養サポート補助、大学生アスリートへの栄養アセスメント、スポーツジムでの健康栄養セミナー講師などを経験してまいりました。/ 2017年~2019年まで給食委託会社勤務 実業団陸上部スポーツ寮、特別養護老人ホームなどで給食管理、栄養管理業務に従事しました。 アスリートへの栄養サポートとして合宿帯同なども経験させていただきました。 / 2019年~管理栄養士として大学勤務 本格的にスポーツ栄養に携わるために転職いたしました。研究員としてスポーツ寮での食事提供、アスリートへの個別指導、集団セミナーなどに従事しました。 / 現在は食品メーカーにて調乳指導に従事し、月50名以上のお母様に指導をしております。また、料理専門の家事代行サービスでもお仕事しております。その他単発で業務委託でお仕事させていただいております。
主な研究内容・論文
大学女子体操競技選手に対する減量のための栄養サポート
保有免許・資格
管理栄養士
栄養士
普通自動車運転免許
「ビタミンA」とは?
ビタミンAとは、ビタミンの一種です。
ビタミンAの成分は主にレチノールとプロビタミンAであるカロテンの二種類です。ビタミンAには視覚や生殖等の機能を維持する働きと、皮膚や粘膜などを健康に保つ働き・抵抗力を強める働きなどがあります。さらに、レチノールは、薄暗い場所で視力を保つために必要な物質の生成に関与しています。
ビタミンAは脂肪とともに体内に吸収されます。レチノールはすべて体内に吸収されますが、βカロテンは体内に必要な分だけビタミンAに変換されて吸収されます。
今回はビタミンAの一日の摂取量や過剰摂取した時の症状、多く含む食品、効率よく摂取する方法を順番にご紹介します。
ビタミンAの一日の摂取量
ビタミンAの一日の摂取量は年齢や性別によって異なります。1日の摂取量は、レチノールだけでなくビタミンAの仲間に分類されるものをすべて合わせた『レチノール活性当量』として、マイクログラム(㎍)で表示されます。
ビタミンAの一日の摂取量は成人男性は900㎍RAE、成人女性700㎍RAEです。摂りすぎた場合は翌日以降の摂取量を調整するようにしましょう。
配信: Medical DOC