「花咲乳がんの治療法」はご存知ですか?医師が監修!

「花咲乳がんの治療法」はご存知ですか?医師が監修!

花咲乳がんについてよくある質問

ここまで花咲がんの原因や症状・治療方法などを紹介しました。ここでは「花咲がん原因」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

罹患した場合は完治はできますか?

上 昌広(医師)

花咲がんは、乳がんの進行が進んだステージIIIA以降に現れる症状です。がんがほかの臓器に転移している可能性もあるステージですので、完治は難しいといえます。手術で病巣を取り除くことが困難な場合も多いです。もし取り除けても高い確率で再発、もしくは転移する場合もあります。しかし、少しでも早期に発見し治療すれば完治する可能性は高くなります。

このがんにかかると予後は短いとされていますか?

上 昌広(医師)

花咲がんの症状が現れる段階では、すでにほかの臓器への転移が見られる場合が多く、予後はあまり長くないと診断される場合もあります。5年生存率は、ステージIIIでは60~50%、ステージIVでは20%を下回るでしょう。しかし、薬物療法や手術・放射線療法により、生活の質を向上させながら予後を伸ばせる可能性は十分にあります。なにより早期発見が重要ですので、しこりや乳房の赤みなど、少しでも異常を感じたときは、医療機関を受診してください。

編集部まとめ

今回は、花咲乳がんの原因・症状・治療などについて解説しました。

皮膚の潰瘍による痛みや乳房のくぼみのほか強い悪臭が出る花咲乳がんは、患者さんに肉体的・精神的に大変な苦痛を与えます。

浸潤性の乳がんが局所に進行した状態の花咲乳がんになることは、すでに乳がんが相当進行しているでしょう。

しかし、乳がんは自己検診でも発見しやすく、早期に発見すると治癒する可能性も高くなります。

花咲乳がんにならないためには、ご自身やご家族で少しでも気になる症状がある場合にできるだけ早く医療機関で受診することが大変重要です。

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