その名を耳にして久しいChatGPT。話しかけてみると反応が面白かったり、なんとなく「便利なんだ」ということは知っていたりするものの、意識的に活用している人はまだそんなに多くないように感じます。ただこのChatGPT、うまく活用すると日常生活だけでなく、ビジネスでもとっても活躍してくれるんです
そもそもChatGPTって？
文章作成に優れた能力を発揮するのがChatGPT。GPTとは、「Generative Pre-trained Transformer」と呼ばれる、OpenAI社が開発した自然言語処理モデルの生成AIです。ChatGPTには無料版のほかに有料版の「ChatGPTPlus」があります。有料版は月額20$の費用がかかりますが、無料版と比べて回答精度が高く、質問に対して回答の生成ができる文字数が多くなっています。生成AIをはじめて使う人にとっても、ChatGPTは簡単に使えるでしょう。少し難しそうに聞こえますが、構える必要は一切ありません。まずは先入観を持たずに使ってみることが大切です。
その❶ビジネス文書からメールの返信まで！ChatGPTのはじめ方
アカウントを作成したら早速ChatGPTを使ってみましょう。Googleなどの検索エンジンで「ChatGPT」と入力し、リンクを開くとChatGPTのサイトにアクセスします。ChatGPTの画面やメニューは英語で表示されていますが、日本語で質問や指示ができるので、英語が苦手な方でも心配はいりません。ChatGPTの画面が開いたら、画面下部のメッセージ欄に質問を書いてみましょう。生成AIでは、この質問のことをプロンプトと呼びます。メッセージ欄にプロンプトを入力して、画面右下にある送信ボタンをクリックするだけで、ChatGPTは数十秒程度で回答を返してくれます。
※プロンプトとはお願いする内容の文章のこと。
その❷毎月のお金の管理を生成AIに任せてみよう！
次にお金の管理についてです。こちらもパパっと済ませてしまうことが！ 収入や支出を把握したり、貯蓄の計画を立てたりするのは手間がかかる作業です。そんなときに役立つのがChatGPTです。上手に活用すれば、簡単にお金の管理ができ、面倒な計算や計画作成を効率化できます。ChatGPTは入力されたデータを基に、収入・支出の分析や、貯蓄計画、予算設定などのアドバイスを生成してくれます。使い方もシンプルで、初心者でもすぐに活用できるのが魅力です。
まず、ChatGPTに「今月の支出を整理してほしい」と伝えるだけで、簡単な家計簿のような形で収入と支出を生成してくれます。お金の管理で重要なのは、適切な予算を立てることです。ChatGPTは「次月の予算を立てたい」といったリクエストにも対応。必要な費用を予測し、無駄遣いを防ぐためのアドバイスを生成してくれます。「食費を抑えたい」といった具体的な要望にも合わせて、最適なプランを生成します。
その❸貯蓄計画を立てる
続きではありますが、「毎月2万円を貯めたい」と目標を設定すると、ChatGPTはどうすればその目標に到達できるかを生成してくれます。無理のない範囲で支出を調整し、どの費用を削減できるか、具体的な提案を生成してくれるので、計画的な貯蓄が可能です。このようにChatGPTは、支出の管理、予算や貯蓄の計画などをサポートしてくれるので、お金の管理が簡単になります。手作業で家計簿をつける必要がなくなり、短時間で状況を把握できるのが大きな魅力です。また、生成AIはその時代に合ったお金の使い方のアドバイスも生成してくれるでしょう。
いかがでしたでしょうか。今回はChatGPTを使ったビジネス活用術や日々のお金の管理をご紹介しました。こちらは『TJMOOK 必ず役立つ！ 生成AIの使い方超入門』からピックアップしました。ChatGPTのみならず、ChatGPTのみならず、いま世間では長文の要約、翻訳、プログラミングコードの作成などに適したClaude、デザイン作成を支援するCanvaのAIなど、便利な生成AIが続々と登場しています。このムックでは、そんなAIサービス各種の使い方をやさしく紹介しています。きたるAI時代に向けて保存版として入手することをオススメします！
『TJMOOK 必ず役立つ！ 生成AIの使い方超入門』
otona MUSE R
配信： オトナミューズウェブ
関連記事：
