2ルームテントを使用するデメリット
いいことづくしのように見える2ルームテントですが、やはりデメリットもあります。メリットだけでなく、以下のようなデメリットも踏まえたうえで商品選びをしましょう。
●【デメリット1】収納・持ち運びが大変
リビングと寝室の2つのスペースでゆったり過ごせる2ルームテントですが、広い空間を作れる分、サイズも重量も大きくなります。
折りたたんでもかさばりやすく、収納や持ち運びがしづらいのが難点です。ソロキャンプなど携帯性を重視するシーンでは、できるだけコンパクトなモデルを選ぶか、別の形状のテントを選択肢にするといいでしょう。
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●【デメリット2】設営・撤収に時間がかかる
比較的設営・撤収がしやすいとはいえ、サイズが大きく、重たいために設営や撤収に時間がかかってしまうことが少なくありません。
また機能性が高い分、使用するパーツも多めなので、シンプルな仕組みのテントに比べると大変さを感じやすいです。
購入前には、設営・撤収の方法もしっかりチェックして、実際に設営・撤収するシーンもイメージしておきましょう。
●【デメリット3】メンテナンスの手間がかかる
2ルームテントに限った話ではないですが、自宅でのメンテナンスの手間は事前に考慮しておきたいポイントです。
汚れや水滴を残したまま収納してしまうと、カビが生えたり劣化したりする原因になりますので、汚れを落とし、きちんと乾かしてから保管する必要があります。サイズが大きい2ルームテントの生地は干しにくく、乾かしにくいため、メンテナンスが手間に感じやすい点に注意しましょう。
2ルームテントの選び方のポイント
ここで2ルームテントの選び方のポイントを4つ紹介します。どの製品を選ぶべきか迷ったときには、ぜひ参考にしてくださいね。
●【ポイント1】使用人数に合うサイズを選ぶ
2ルームテントには1~2名向けのコンパクトなサイズのものから、大人数向けのものまで、さまざまなサイズ展開があります。製品ごとに使用に適した人数が表記されているので、適したサイズを選びましょう。
その定員の数を目安に選んでも問題ないのですが、荷物があることを考えると、“実際の使用人数+1人”のサイズをセレクトするのがおすすめです。例えば、4人で使用する場合には、定員5人のモデルを選ぶことでゆとりのあるスペースで快適に過ごせます。
●【ポイント2】快適性で選ぶ
2ルームテントは天井が高い方が快適に過ごせます。天井が高ければ、出入りや着替えなどがスムーズにできるので、使用者の身長を考慮した上で適した天井高を備えたモデルを選びましょう。
なお、天井が高いと快適性はアップしますが、風の影響を受けやすくなる点に注意が必要です。風であおられないように、設営の際にしっかりペグ打ちしてくださいね。
●【ポイント3】機能性で選ぶ
2ルームテントを選ぶときは機能性もチェックしましょう。
雨の日にも使うなら防水性能を備えたものがおすすめで、耐水圧1,500mm以上なら強い雨にも対応できます。
また、ベンチレーションが装備されていると通気性がアップし、暑さ対策や結露対策にも役立ちますよ。
そのほか、虫の侵入防止に役立つメッシュスクリーン、日除けのシェード、外からの冷気の侵入をシャットアウトするスカートなどを備えたものもあるので、用途や使用シーンに適したモデルを選びましょう。
●【ポイント4】設営・撤収のしやすさで選ぶ
2ルームテントはサイズが大きいものが多く、やや取扱いにくいこともあるので、簡単に設営できる工夫がほどこされているモデルを選ぶのがおすすめです。
例えば、以下のような機能が備わっているモデルであれば、スムーズに設営・撤収がしやすいでしょう。
- 「どのフレームをどこのスリーブに通すか」が判別しやすいよう、色分けがされている
- フレームの継ぎ目に凹凸がなく、スリーブに通しやすい仕組みになっている
- 一人でも設営・撤収できるようなアシストクリップが付いている
- 軽量性に優れており、フレームや生地が扱いやすい
公式サイトで設営・撤収方法の動画を公開しているメーカーも多いので、購入前にチェックしてみましょう。