調製豆乳、無調製豆乳それぞれの特徴を知って選ぼう
今回のレビューを通じて、豆乳にもさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っていることが分かったが、最後にパッケージに記されている大豆固形成分の割合について触れておきたい。
大豆固形成分とは、豆乳に含まれる大豆由来の可溶性および不溶性の物質を指す。豆乳の濃度や栄養価、味、質感に影響を与え、主にたんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミン、イソフラボン、そしてサニポン(抗酸化作用を持つ成分)などが含まれている。
さらに、大豆固形成分の割合と規格は食品衛生法で決められている。
1.無調整豆乳(大豆固形分8%以上)
2.調整豆乳(大豆固形分6%以上)
3.豆乳飲料(大豆固形分4%以上)
この規格により、豆乳の濃度や栄養価が一定の基準を満たしていることが保証されている。
今回、5種類の豆乳を試してみた感想として、「調整豆乳だから大豆の臭みがなく飲みやすい」「無調整豆乳は飲みにくい」といった一般的なイメージとは異なる商品が多かったと感じた。それだけ豆乳の製法が進化し、それぞれの長所や短所を補った商品が増えているということだろう。どれを美味しいと感じるかは完全に個人の好みによるものだ。少しでも参考になれば幸いだ。
配信: おためし新商品ナビ